Re: 即興三語小説 ―第105回― 梅雨の長雨をぶっ飛ばせ ( No.10 ) |
- 日時: 2011/06/27 09:09
- 名前: 境 ID:BEWCtfhk
久し振りに参加させていただきました。 アルェ、こいつは驚いた、ゆりがない! と思いました。 男装のゆりものネタを書けばよかった、とちょっとだけ後悔しました。 どうでもいいですが、異性装ネタは志村貴子の放蕩息子を思い出してしまいます。 以下、感想です。
>ウィルさん 会話のテンポがたまりません。突っ込みとノリ突っ込みがちゃんと使い分けられてこれぞギャグ・テイストだなと思いました。しかし、カオルは攻めのように見えていざとなると受けっぽいなあと思いました。いざ観音寺が一念発起したとき、やめてといいながら何もできない様子が目に浮かびます(って浮かんでどーするという話ですが)。 けほんけほん、横道にそれかけましたが(それも畜生道っぽい道ですが)、妄想の余地があり楽しませてもらいました。そして、この長さでこの人数のキャラをきっちり書き分けたのは素晴らしいなと思いました。
>春矢さん ああ、これは情緒だと思いました。 えてして、BLにはふぁんたじーが去来するものと思っているのですが、これは実に情緒的な作品だなという風に思います。くもの糸の使い方がいいですね。作品全体に漂っている疲労感というか、閉塞的な感じがなんともいえません。設定も書きすぎずいい塩梅で、終わりも、じいんとした余韻が残って、実にいいなと思いました。
>脳舞さん 長さを感じず、するするすると読めました。会話と地の分のバランスがよくて、コメディタッチの展開にも引き連れられて、ぐいぐいお話を楽しむことができました。女装恋愛ものと思いきや……というジャンルミスリードも面白かったですし、主人公が微妙に深みにはまっていっている様も滑稽だなあという風に思いました。作中のアニメには絶対ウルトラバイオレットというキャラが登場するにちがいないと思いました。
>二号さん 熟年カップルがキターと思いました。(御作の場合はその片方が、ですかね)作中に漂っている不安感がいいなと思います。このままでいたいと思うあまりに何かをしなければならない、もっとよくあるために何かをしなければならないというのは、物悲しさがありますね。現在か、未来か。未来のために現在なのか。作品の内容はすごく日常がメインなんですけれども、不穏さが時折過っている感じが、なんともいえずよかったです。
>自作の反省 王道を驀進してしまった。反省はしないが後悔だけしておこう。
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