来週から二学期なんてことはない人は、社会人ですねww休みってのはだれも悪くないことがポイントだと思う。投稿がないので延期します。9月ですね。ぼちぼち来年の足音が聞こえてきます。------------------------------------------------------------------------------●基本ルール以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。▲お題:『カウンター』 『生足』 『ピアスチェーン』▲表現文章テーマ:なし▲縛り:なし▲任意お題:なし▲投稿締切:9/7(日)23:59まで ▲文字数制限:6000字以内程度▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません) しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。●その他の注意事項・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)・お題はそのままの形で本文中に使用してください。・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。●ミーティング 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。●旧・即興三語小説会場跡地 http://novelspace.bbs.fc2.com/ TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。--------------------------------------------------------------------------------○過去にあった縛り・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)・舞台(季節、月面都市など)・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)------------------------------------------------------------------------------
「ねえ、ケンちゃん、これ、似合ってるでしょ?」 そう細切れにいうと、ハズミは銀色に光るピアスのついた耳たぶをこちらに向ける。ピアスチェーンまでついていて、思わず、うおっ、と声を出してしまった。「なによ、その反応。傷つくなあ」 その言葉と裏腹に、ハズミは、あははと肩を揺らして笑う。その耳の後ろから、汗がひとすじ垂れて、公園の地面にぽつり染みを作った。 九月下旬、夏のクソ暑い日に、ふたりで公園に出かけていた。 とても小さく――貧弱なボキャブラリでは猫の額という形容しか浮かばないくらいに――ブランコとシーソー、そして砂場が数メートル間隔で並んでいるだけの、団地にあるおそまつな公園だ。 行こうよ、と誘ったのはハズミで、こちらがなぜと問うことさえゆるさぬままに、昼過ぎにはふたりでふたつならんだブランコに腰掛けていた。「今更驚くこともないじゃん。朝からずっとついてるでしょ、これ」 ハズミはピアスチェーンに手を伸ばし、人差し指に絡みつける。「それはそうだけど、やっぱり違和感はあるよ」 そうだ、違和感はある。ピアスといえば、おしゃれアイテムとしても上級者向けで、身体の一部分に穴を開けてしまうもの、いうなれば覚悟がいるものだろう。だけど、眼のまえにいるハズミといえば、ピアス以外はいつも通りの恰好、上はTシャツ、下は短パンなのだ。サンダルを履いた生足は魅力的だけれど、一見すると、いたって普通の、化粧っけのない中学生のそれだ。「違和感か。いいね、そういう言葉待ってたよ」「何かあったの?」「まあ、一昨日親父にぶん殴られはしたかな。それがムカついて、なんかやってやりたかったんだよね。反抗期ってやつなのかなあ」「でもさ、学校はどうするの? 大沼にこっぴどく叱られるよ。最悪停学だってあるかもしれない」 もちろん、こんなことを今さらいってどうなるものとも思っていない。ハズミがそういうことさえわからない馬鹿だとも思わない。親父に殴られたからだと彼女はいうが、「殴られた」にもまた原因があるだろう。ハズミをあまり刺激しないように言葉を探していると、ブランコが軋みをあげた。見れば、ハズミの乗ったブランコが、激しく前後している。「人生なんて、ララーラーララララーラー」「なんだよ、その歌?」「さあ、なんだろう、一度どこかで聞いたことがあるってだけの曲だよ」 口ずさみながら、ハズミもブランコを激しくこぎ、その弧を大きくしていく。古いブランコの支柱が、さらに軋みをあげていた。「ねえ、なにがあったか、本当のところを教えてくれない?」 軋みに負けないように、問いかけてみる。ハズミだって、意味なく僕を誘ったわけではないだろう。幼馴染の僕だからこそ、聞いてもらいたいと思う何かがあったのだと思うのだ。「もうすぐ、母さんの命日なんだよ」 いわれて思い出した。四年まえのこの時期、ハズミの母親は乳がんで亡くなった。「でさ、親父に墓参りのことを話そうと思ったわけ。でも、あいつったら、今別の女に夢中らしいのよね。どんな約束かしらないけど、明日からご旅行だそうだよ」 ハズミの気持ちはわかる。自分の立場に置き換えたら、反抗の意志をしめしたくもなるだろう。でも、同時に、思うことだってやはりある。「だからって、そんなことをしても、何の解決にも……」「わかってるよ。でもさ、なんかこう、カウンターを入れてやりたかったんだ」「カウンター?」「そう、親父のことだけじゃなくてさ、なんていうんだろう、もっと大きなものに。わたしに、人生ってこんなものだってあきらめさせるそんなどうしようもない流れに。私は負けないぞって叫んでやりたかったの」「その第一歩ってわけ?」「そう」「ガキだね」「ガキだよ。でも他に何も思いつかなかったんだもん……」 それからしばらくの沈黙がつづいた。 こちらからは見えないが、ハズミはたぶん泣いている。「ハズミ、靴飛ばししよう」 僕は思わずそう口にしていた。「子供の頃によく一緒にしたやつ? いいね、わたしの伝説の右足がうずくわ」「なんだよ、それ」 僕らはそれから、靴飛ばしに興じた。どっちが遠くへ飛ばしたかなんて、真剣にいい合い、怒り合い、喜び合った。ガキのように、ガキとして。_____________________何も決めずに本当に一時間で書きました。出来は見ての通りで、書きなおそうと思ったけれど、あえて失敗例としてあげておきます。ひとついえることは、楽しんで書けたということ。なんとなーく、書くのが辛そうな人が多く感じますが(かくいう僕がそうですが)、時には完成度なんて気にせず、勢いだけでやるのもありかな、と。
娼婦と客引き、それに群がる男どもが溢れる夜の通りを、バロイは、ドブのなかを掻き分けるように進んでいた。 街灯がまばらなせいか、佇むものらが吸うタバコの火がやたらと目立つ。タバコといっても、火種から広がる紫煙はひどく甘い匂いをはなっており、何を混ぜてあるかわかったものではない。とはいえ、そのことを騒ぎ立てるものはひとりとしていなかった。 この街の人々はおしなべて病み、すがる何かを常に求めている。それはバロイとて変わりなく、今はまるで呼吸困難を起こしたように、あうあうと口を開閉させながら、ひたすらにある場所を目指している。 どれほど歩いたか、バロイに声が掛かった。「やあ、あんたよく来たね」 見れば、色の黒い女が、軒下に立ち、バロイに笑みをむけている。片耳から伸びるピアスチェーンが唇にまで通じていて、その金属部分が、店の中から漏れる光を受けて輝いている。それが、バロイには、まぶしく、そしてまったく美しい光に感じられた。 しばらく女に見惚れていたバロイは、思い出したように「レド」と女の名を呼ぶ。「バロイ、さあ、いつまでもそうしていないで、中に入って」 レドはバロイの手を引き、店の扉の方へと促す。バロイはようやくその顔に人間らしい色を浮かべ、「そう、あわてさせないで、おくれよ」とまんざらでもないようすで店の中へと入っていった。 たったひとつの照明が、唯一の光源となって、木造の店内を照らしている。決して明るくないはずだが、バロイはたまらず、眼を細めた。闇に眼が慣れ過ぎていたためだろう。バロイは、ゆっくりとカウンターまで進むと、一番端の席に腰をおろす。「何にする?」 漆喰の壁に打ち付けた平な板のうえに、酒が並んでいる。酒の種類は五つとほどで、どれも、最下級の酒ばかりだ。「いつもの、やつを」 バロイはそれだけいうと、酒の準備を始めたレドの後ろ姿に見入る。レドはおそらく三十半ばといったところ。露出の多い服装を好み、今も背中を大きく見せる薄手の黄色いドレス――それは間違いなく安物ではあるが――を着ていて、年相応とはとても思えない光沢のある肌を見せていた。スカートの丈も短く、しなやかに伸びた生足に、バロイは一滴唾を飲んで、慌てて眼を逸らした。「なにさ、黙り込んで。たまには景気の良い話はないの?」 レドは、酒をカウンターに置くと、その上に腕をのせて身体をあずける。「三人、三人、殺したよ。金が結構貰えたから、ツケも今日は、まとめて払える」 バロイは、照れたように、レドの方をちらちらと覗う。 レドは瞳を輝かせ、さらに身を乗り出した。「へえ、三人も。上出来じゃない。どこの連中?」「サヴァのやつら」「サヴァ。南の連中か。やつらも、相当まいっているみたいね。こんな貧しい、クソみたいな街に、眼をつけるなんて」「ど、どこも一緒。子供は、もう生まれてこない。生まれても、死ぬばかり。俺たちは、いつかみんな滅ぶ。最後にできるのは、残った喰い物を奪い合うだけ」 レドは、バロイの言葉に返事をするでもなく、胸元から取り出したタバコに火をつけ、一息吸って、煙をゆっくり吐きだした。「ねえ、バロイ。あんた、私とやらないかい?」 いきなりそう口にされて、バロイは眼を泳がす。「な、なんで?」「なんでって、あんたも女を傷つかせるこというね。私はあんたを気に入ってる。抱かれてみたい。それだけのことだろう」「で、でも、でも子供はできない。できても、すぐ死ぬ」「それがなんだっていうんだよ。滅ぼうが滅ぶまいが、こんな街で、こんな世界で、それ以外の楽しみなんてありゃしないんだから」「わかった。明日、明日また来るから、その時、しよう」「なんだよ、この前もそういって逃げたくせに。このフニャチンやろう」「ご、ごめんなさい」「まあいいさ。でも、勘違いするんじゃないよ。私はあんたの『ママ』じゃないんだからね」 バロイは、うつむき、手にしたグラスをきつく握りしめた。そして「わかった」と一声出す。 ホントかね、とつぶやいて、レドは苦笑いをする。「じゃあ、飲もうよ。明日滅ぶか、明後日滅ぶかわからない世界で、バカみたいに騒いでさ」 ふたりは、グラスを合わせて一気に酒をあおると、朗らかに笑った。ーーーーーーーーーーーもう一本書いてみました。また、こりずにプロットなしで。案の定まとまってないのですが、最近こういう書き方を練習中なのでゆるしてください。説明不足感もひどいし、後半が特に粗いのですが、これに近い世界観のものを書いてみたく、その練習として書いたものになります。万が一お読みになられた方がいらしたなら、文字通りの意味で、お粗末さまでした、といいたいです。
感想です。一作目は、思春期の感情でしょうかね。なんといえばいいのだろう。そんなもどかしさもあるのですが。二作目の文中の『ドブ』の意味がようわかりませんでしたが、ああ、なんとなく娼婦のおる通りの界隈かと。背景がしっかりすれば、もっともっとその世界が広がるんじゃないかな。と、お粗末な感想でした。