Re: 即興三語小説 ― 「甘い」「冬支度」「前線」 ( No.1 ) |
- 日時: 2016/10/16 18:13
- 名前: マルメガネ ID:QdevJHJI
秋の長雨をもたらした前線が南に去ると、急激に涼しくなってきた。 もう冬支度をしようかなどと考えてしまいそうになる気温。 金木犀あるいは銀木犀の花も散った。今はただ深まりゆく秋を彩っているのは、シュウメイギクだ。 甘い香りも何もないけれども、色鮮やかに咲き誇っている。 部屋をふと見渡すと、夏の間いや秋口を過ぎても活躍していた扇風機が大きなビニール袋をかけられてひっそりと置かれ、蚊取り線香もすでにしまわれていた。 さす日差しもそんなにきつくもなく、哀愁を帯びた秋の日差しそのものだ。 秋の気配を感じたと思うと足早に去っていく季節の移ろいは、じきにそれは冬の寒さに移り変わってゆくのだろう。 夏の疲れも出て午睡をした日曜日。 飼い猫も寒さを感じてか、布団に入り丸くなって眠っていた。 _______________________________________
久々の投稿ですが、日記みたいになりました。
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