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RSSフィード [274] 即興三語小説 -「らぶ!」「狐」「青空」
   
日時: 2015/11/23 22:03
名前: RYO ID:PC9KD8vQ

 秋だというのに、気温はなかなか下がりませんでしたが、
 12月を前にようやく気温がさがりそうです。
 一気に10℃くらい下がるそうで。
 風邪などひかれませんように。

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●基本ルール
以下のお題や縛りに沿って小説を書いてください。なお、「任意」とついているお題等については、余力があれば挑戦してみていただければ。きっちり全部使った勇者には、尊敬の視線が注がれます。たぶん。
▲お題:「らぶ!」「狐」「青空」
▲任意お題:なし
▲表現文章テーマ:なし
▲縛り:なし
▲投稿締切:11/29(日)23:59まで 基本的に毎週日曜です。連休のときは連休の末日。投稿がない場合、延期することがあります。 
▲文字数制限:6000字以内程度
▲執筆目標時間:60分以内を目安(プロットを立てたり構想を練ったりする時間は含みません)

 しかし、多少の逸脱はご愛嬌。とくに罰ゲーム等はありませんので、制限オーバーした場合は、その旨を作品の末尾にでも添え書きしていただければ充分です。

●その他の注意事項
・楽しく書きましょう。楽しく読みましょう。(最重要)
・お題はそのままの形で本文中に使用してください。
・感想書きは義務ではありませんが、参加された方は、遅くなってもいいので、できるだけお願いしますね。参加されない方の感想も、もちろん大歓迎です。
・性的描写やシモネタ、猟奇描写などの禁止事項は特にありませんが、極端な場合は冒頭かタイトルの脇に「R18」などと添え書きしていただければ幸いです。
・飛び入り大歓迎です! 一回参加したら毎週参加しないと……なんていうことはありませんので、どなた様でもぜひお気軽にご参加くださいませ。

●ミーティング
 毎週日曜日の21時ごろより、チャットルームの片隅をお借りして、次週のお題等を決めるミーティングを行っています。ご質問、ルール等についてのご要望もそちらで承ります。
 ミーティングに参加したからといって、絶対に投稿しないといけないわけではありません。逆に、ミーティングに参加しなかったら投稿できないというわけでもありません。しかし、お題を提案する人は多いほうが楽しいですから、ぜひお気軽にご参加くださいませ。

●旧・即興三語小説会場跡地
 http://novelspace.bbs.fc2.com/
 TCが閉鎖されていた間、ラトリーさまが用意してくださった掲示板をお借りして開催されていました。

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○過去にあった縛り
・登場人物(三十代女性、子ども、消防士、一方の性別のみ、動物、同性愛者など)
・舞台(季節、月面都市など)
・ジャンル(SF、ファンタジー、ホラーなど)
・状況・場面(キスシーンを入れる、空中のシーンを入れる、バッドエンドにするなど)
・小道具(同じ小道具を三回使用、火の粉を演出に使う、料理のレシピを盛り込むなど)
・文章表現・技法(オノマトペを複数回使用、色彩表現を複数回描写、過去形禁止、セリフ禁止、冒頭や末尾の文を指定、ミスリードを誘う、句読点・括弧以外の記号使用禁止など)
・その他(文芸作品などの引用をする、自分が過去に書いた作品の続編など)

メンテ

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Re: 即興三語小説 -「らぶ!」「狐」「青空」 ( No.1 )
   
日時: 2015/11/29 14:11
名前: マルメガネ ID:ArVVMI.o

 雲一つない青空が広がっていて、マオが八角楼から出かける。
 目当ては一つ向こうの町にある街角の喫茶室。喫茶室らぶ!な彼は八街の色町を出て大通りに出ると、すっかり葉を落として冬らしい姿になったポプラ並木の道を歩く。
 途中、晴れているにもかかわらず雨がぱらつき、降り出すものと思った彼は慌てて近くの建物のひさしの下に入った。
 しかし、少しばかり雨がぱらついただけで、何事もなかったように空は晴れていた。
 なんだか変な天気だ、とマオは思いながらも建物のひさしの下に入ったのが急にばからしくなって妙に損をした気分だった。
 さっさと歩いて街角の喫茶室に入る。
「ああ、それはですね。狐の嫁入りです」
 厳めしい口ひげがトレードマークになっているマスターに、マオが晴れているのにぱらついた雨のことを話すと、マスターはそう答えた。
「晴れているのに雨が降る。お天気雨とも言いますが、いまだに解明できていない現象です。昔の人は狐が婚礼をする、と考えたようですけどね」
 マスターが続けた。
 そんなやり取りをしながら、のんびり時間を過ごすマオにしてみれば、非常に賢くなった気がする。
 とりわけてマスターの博識ぶりからして、どこからそんな知識が入ってくるのか不思議に思う。
 そのうち、外出していたらしいタツキがずぶ濡れになって帰ってきた。
 どこにいたのかは知らないが、水も滴るいい男が、なんだがぬれねずみになっているのはちょっといただけない。
「急に降ってきたもんだからさ」
 そう答えるタツキに、マオが狐につままれたような顔をする。
「皇都は広いから、街区によっては降っている場所もあるのです」
 補足するマスター。
「なんだか、変な天気だよね」
「いきなり降られるのも嫌なことだよ」
 タツキがそう言って着替えるために奥に入っていった。
 すると、日が差しているのに雨の降る音が外から聞こえてきた。
 狐の婚礼もたけなわになっている、とマオは想像したのだった。

メンテ

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