Re: 即興三語小説 ―五月病になれる平和な社会を― ( No.1 ) |
- 日時: 2014/05/25 20:52
- 名前: マルメガネ ID:1cLgteHs
無題
緊急放送を受けて、大きく突き出た腹を気にしながらおっさんが慌てた様子もなく、信号ラッパを持って外に出ると、突然吹き鳴らす。 しくじり気味な音をごまかすおっさんのラッパの音に、隊員たちが慌てたようにいそいそと出動する準備にかかった。 その間は五分もかからず、サイレンを鳴らして部隊が隊列を組んで出動して行った。 そしておっさんはまたのんびりと吹き鳴らしていた信号ラッパを持って室内に帰ると、壁にそれを吊るして掛け、椅子にした樽に腰かけていきなり居眠りを始めた。 その後ろ姿は樽が二つ重なっているようにも見えた。
___________________________________________ やっつけ本番。意味もなければオチもない話であります。
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