ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
RSSフィード [18] 意訳詩
   
日時: 2011/10/31 12:06
名前: 闇の吟遊詩人(闇雅人) ID:Ru30e.qY

昔、私がTCの常連だったころ、管理人の闇さんに提案して拒否された企画(苦笑)。裏でやるならいいでしょう。参加は自由です。ちなみに「外国の詩」を「教科書的に直訳」せず、「意訳して日本語の詩」にする「意訳詩」というジャンルはあります。上田敏の『海潮音』や、佐藤春夫の『玉笛譜』などがその例です。

なお、TCから離れるにあたり、私の記事は全て削除しておきます。私の企画で孤軍奮闘してくれた「うんこ太郎さん」の応援のために「一時的に」投稿したランボーの詩も削除します。では、失礼致します。もう二度とここへは来ません。

メンテ

(指定範囲表示中) もどる スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

ラングストン・ヒューズ ( No.5 )
   
日時: 2011/07/25 11:01
名前: うんこ太郎 ID:wZqsuj.w

うんこ太郎です。これから何回か黒人(アフリカン-アメリカン)の詩の訳に挑戦してみたいと思います。
アフリカン-アメリカンの詩人といえば、最初に思い浮かべるのは、ハーレムルネッサンスの詩人であるLANGSTON HUGEHSでしょうか。
HUGEHSは有名な人なので、今更作品を訳してみる必要もないのですが、書店で日本語訳の詩集を見かけることはないですし、
何より作品が素晴らしいので、この場をお借りして訳に挑戦しちゃいます。


「ニグロが川を語る」(Langston Hughes)

俺は川を知っている
世界と同じくらい古く、まだ人間の血が静脈を巡る以前に流れはじめた川のことを

俺たちのソウルはこの川のように深く育ってきた

俺たちは夜明け間もないユーフラテス川で水を浴びた
コンゴ川のほとりに小屋を建て、そこで昼寝をした
ナイル川を見つめ、川の向こう側にあるピラミッドを見上げた
リンカーン大統領がニューオルレアンに向かった時に、ミシシッピ川の歓喜の歌声を聞き、川の泥色の胸が夕日で黄金色へと変わるのを見た

俺たちは川を知っている
古い、仄暗い川を

俺たちのソウルはこの川のように深く育ってきた


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


The Negro Speaks of Rivers
by Langston Hughes

I've known rivers:
I've known rivers ancient as the world and older than the flow of human blood in human veins.

My soul has grown deep like the rivers.

I bathed in the Euphrates when dawns were young.
I built my hut near the Congo and it lulled me to sleep.
I looked upon the Nile and raised the pyramids above it.
I heard the singing of the Mississippi when Abe Lincoln went down to New Orleans, and I've seen its muddy bosom turn all golden in the sunset.

I've known rivers:
Ancient, dusky rivers.

My soul has grown deep like the rivers.

メンテ

(指定範囲表示中) もどる スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存