ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
RSSフィード [8] うろ覚え名言劇場
   
日時: 2011/01/08 00:42
名前: 片桐秀和 ID:me/KDOio

 よってらっしゃいみてらっしゃい。
 うろ覚え劇場の始まり始まりー!

 ということで、なかなか寝付けず横になっていると、ふと思い立った企画を密かに始めたいと思います。どういうことをするか。あなたの好きな小説の名言(名文や名セリフ)をうろ覚えで書いてみよう、という企画です。大切なのは原書を確認してはいけない、ということです。あくまで「今」自分の中に残っている形の名言をここに書いていってください。

 人間の記憶は不確かなもの。そんな人間の頭の中で名言がどう記憶され、変換、美化されているかを調べるという学術的意味合いは、おそらくありません。とはいえ、物を書く人間ならば、記憶が曖昧だろうと、自分の心の中にある言葉の力を再構成するにはきっと何か新しい発見が、あるような、ないような。ま、楽しいかもしれない、と思ったのが主たる動機です。

 このスレッドに書き込んだあと、原書を確認して、あれ全然違うじゃん、や、もしかして自分の言い回しの方が良くない? と思うかどうかはあなた次第。楽しめそうならどうぞご参加を。

 なお、書き込む名文は一言~数行程度にしてください。まるまま引用となると(うろ覚えだとしても)、著作権が絡むおそれもあるので。万が一スレッドが突然消えたら、ごめんなさい。

 ということで、こっそり開始します。

メンテ

(指定範囲表示中) もどる スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

Re: うろ覚え名言劇場 ( No.22 )
   
日時: 2011/01/22 01:50
名前: 無線 ID:LZCNUMwc

『「ねえ、毛糸玉を切り裂いてもいい?」
 「いいですよ」』
 ムーミンシリーズ の、どれかより。
 その後、ちびのミィは何の意味もなく毛玉をズタズタにしていた。いったい、どういう意味があったのかいまだに解らないけれど、それってなんか、イイよね、と思った。


『車の窓から投げた瓶はバン、と破裂したような音を立てて割れた。
「俺もあんなふうになっちまえばいいんだ」
 ナントカ君はぽつりとそう言った。
 どうでもいい、というのがナントカ君の思想そのものだった』

 絲山秋子 逃亡くそたわけ より。

 ヒューカッコいいー、と思ったけれど、別に、なんか、そうでもないような気がするがやはりカッコいいなと思った。


『やめた。俺はもうやらない。豚の糞を捏ね回した方がまだマシだぜ。俺はやめた。好きにしな。さあ、俺を殺せよ……』
 チャールズ・ブコウスキ- くそったれ少年時代 より。


 技術の授業中に手を切って流血した黒人少年から技術の先生への言葉。なんでそんな些細なことでそこまで辛辣でやけっぱちになれるのか、まったくわからないが、これぞ魂の叫びだと思った。多分間違っているけど。


『僕はしたい、いろんな色(虹色だったかも)の糞を!」
 トリスタン・ツァラ ダダ宣言のどれか。
 
 んなもん勝手にすればいいのに、わざわざ人前に出てきて大声で言うことに感動した。たしかこの時、ツァラは21、2歳。馬鹿みたいな言い方だが、これはまさに青春そのものだと思った。思い出すと今でも胸が熱くなる。うろ覚えだけど。
 

メンテ

(指定範囲表示中) もどる スレッド一覧 お気に入り 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存