「冷たい話」で1行~2行の作品を4人で百話作るまでみんな寝れない
藤吉が、饅頭が怖いというので、村の男衆は面白がって饅頭を藤吉の家に放り投げた。怖い怖い。藤吉の叫び声が聞こえると、男衆はしてやったりと大笑い。次の日、男衆が藤吉にもっと怖いものはないかと聞くと、藤吉はおまえたちの血が怖いといって、鉈で手当り次第に斬りかかり、全身に浴びた血を舐めては、怖い怖いと言い続けた。