師走の感想 ( No.6 ) |
- 日時: 2013/12/08 13:35
- 名前: かたぎり ID:me/KDOio
1さん
話の内容はよく分かります。 文章には、独特の硬さがあって、それが味になっていると思いました。 気になったことといえば、物語性が薄すぎるかな、ということ。こういうことがありました、そしてこうなりました、というだけで終わっているように読めてしまうかなあと。 起承転結でいうなら、起承、で終わってしまったという印象。 別にそれもありだとは思いますが、もうちょっと人物背景を書くなり、心情を掘り下げるなりすれば、印象もがらりと変わったかもしれません。
ご参加ありがとうございました。また遊んでくださいませ。
剣先あやめさん
クオリティが高いですね。 この文字数のなかでよくこれだけまとまったものが書けるものだと感嘆します。 過不足ない文章、表現ってこういうものなのだなあと。 女が言うところの指切りとは一体どんなものだろうと想像が膨らむ〆も良いと思いました。 小指の描写で、読み手の皮膚感覚に訴える感じもまたいい。 つくづく、スタイルとして確立されたものをお持ちで、うらやましいです。
ご参加してくださって、うれしかったです。また遊んでやってくださいませ。
6さん
五指のうちの一本をテーマに、ということでしたが、こういう解釈もあるんですね。 話の内容は重めというか、ひねくれた暗さのようなものを感じました。 文章も、そこで描かれる思考も、諦観を含んだ理屈っぽさのようなものがあって、男の人物像に奇妙な魅力が生まれているように思いました。いわゆる人間っぽい感情が欠落している感じあるのが、この作品の面白いところかな、と。 あえて、こういった作品の中に、かすかに残った人間っぽさ(漠然とした言いかたですが)が見え隠れすると、また違った面白さが出るようにも思いました。
ご参加ありがとうございました。飛び入りはいつでも歓迎ですので、ご機会があれば、またご参加くださいませ。
星野田さん
迷っている、と感じました。 どういえばいいだろう、方向性が定まっていない感じを受けるという感じでしょうか。 国家がどういうものであり、どういう情勢で動いているか、 さらにそこの公である男の人となりが前半説明されるわけですが、 それを説明するところに力を入れ過ぎている印象があります。 この話の核は、子供嫌いの主人公が、愛する妻に似た我が子を見て、彼なりの愛情を抱く、ということだと思うのですけれど、そこに至るまで脇に逸れ過ぎているようにも思えました。 ディテールへのこだわりは、凄く良いと思うからこそ、取捨選択があれば、ぐっと良くなるんじゃないだろうか、というのが僕の感じたところです。
ご参加してくださって、うれしかったです。また遊んでくださいね。
自作。
生命維持装置ってなんなんだとか、後半のドラマ性の薄さとか、色々粗い作品になってしまいました。 文章ももうちょっとシェイプアップできればいいなあ。 でも、楽しく書くことはできました。
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