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RSSフィード [3] 新サイト突発一時間三語・斬
   
日時: 2010/12/18 23:02
名前: 片桐 ID:a1xijYQ2

 新サイト一回目の突発三語ということで、少し説明させていただきます。
 突発一時間三語というのは、一時間で三つのお題を含んだ小説を書いて投稿しよう、というミニイベントです。
 三つのお題はチャット上で集められます。スレッドが立ち上げられると執筆開始となり、その後一時間以内にこのスレッドに返信する形で投稿してください。
 別板で行われている一週間内に書き上げて投稿する三語は、構想時間は自由で、書き上げるまでの目標時間を一時間としているのに対し(この制限はあまり守られていませんがw)、こちらは一時間以内に構想執筆をするものだとお考えください。
 もちろん、あくまで楽しむことを目的としたイベントなので、多少の時間オーバーは問題ありません。また、仮に作品が完成していなくても、一時間たった時点の成果として投稿するのもありです。
 とにかく一番重要なことは書くことを楽しむことです。一時間で自分がどこまでできるのか、焦ったり、頭ひねったり、変なテンションになったり、楽しんでみてください。
 
 では今回のお題です。
 「アンティーク」「茜色」「木目金」
 以上の三つのお題を使って作品を書いてください。

 一応の投稿締め切りは十二時。参加は自由なので、興味のある方は是非ご投稿ください。
 

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未完成品タイトル無し ( No.5 )
   
日時: 2010/12/19 00:24
名前: 紅月 セイル ID:T0zdfR3g
参照: http://hosibosinohazama.blog55.fc2.com/

 茜色に染まった空が無性に恋しかった。時折吹く血生臭い風に赤黒く変色した髪が揺れた。
「おめでとう。君はここから出る権利を得た」
 その風に乗って響いてきたのは低く唸る様な声。
「さあ、その体に」
 漆黒の闇の中、何かが蠢いた。
「我が翼と牙を」
 強大なドラゴンがその口を大きく広げ向かってきた。


 豊かな大地が広がるその国を人々は永遠の大地―アトピア―と呼んだ。そこには神が住み全ての生物はそこから生まれたとも言われている。面積は世界四位。所属する州(くに)は五十、住まう人々は三十三億人を超える。
 その最西端の港に一組の男女が降り立った。
「ここが、アトピア。……始まりの謳地(おうち)、生誕の、」
「無事に着いたね、アレット」
 男が隣の少女に声をかけた。長身で黒い短髪に同じく黒の目、皮製のフロックコートを着た若い男だ。颯爽としていながらもどこか油断ならない雰囲気を漂わせている。
「……」
「あれ、無視?」
「あんたね……、人が感傷に浸ってる時に声かけるなんてどういうつもり?」
 少女――アレットはそう言って裏拳を男の鳩尾にぶち込んだ。
プラチナブロンドの長髪を高級そうな黒いリボンで後ろでまとめたポニーテール、サファイアに似た瞳、純白のドットチュールブラウスに黒いホットパンツを穿きその腰には拳銃を仕舞う大きなベルト、靴は鈍く銀色に光る軍靴、指には翼を模した彫刻がされた木目金のリングがあった。高貴でありながらどこかわんぱくな雰囲気だ。
男より頭一つほど小さいアレットの裏拳は見事に当たった

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