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RSSフィード [53] 虹色戦隊TCレンジャー!
   
日時: 2012/05/20 21:56
名前: 片桐 ID:TpQ4WxX2

ひっさしぶりにミニイベントをします。
チャットにいるメンバーは、自分が普段チャット上で使っている「色」をテーマやモチーフとして、小説を書いてください。また、飛び入り参加されたい方は、自分が好きな色をテーマやモチーフとして書いてみてください。

制限時間は、11時まで。多少の超過はご愛嬌ということで。たぶん、誰も気にしません。
できなくても良いじゃない、できたらもうけものって感じで、一時間楽しんでみましょう。
では、スタート。

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野良犬 ( No.2 )
   
日時: 2012/05/20 22:44
名前: 昼野 ID:Q1/Eb6aU

 人知れず夜空を見上げる僕という人間は、町中の人に疎まれる野良犬にも似て、一人寂しくそしていずれは断頭台で処刑される、野良犬が保健所に追いやられ、ガスで殺されるようにして。野良犬は夜空の星を見上げるものだ。そしてあのバラバラの星を見て、コミュニケーションの不可能性について思う。僕は孤独だ。
 嘆くなと呟く。今さら嘆くな、全ては自分で選択した道だ、その道を行けと。お前は嘆きを嘆くにはあまりにも憎たらしい、これまでに無数の人間を殺してきた、それでいて今さら弱音を吐くなど言外だ。
 僕は夜空を見上げるのをやめた。コツコツと路地の奥からアスファルトを踏む音が聞こえる。僕はその場にしゃがみ、身を小さくして、狩猟ナイフを腰から抜く。
 やがて近づいた女の肋骨の隙間に、水平にかまえたナイフを挿入し、肝臓を一撃で貫いた。ぐったりした女を、路地の裏に連れ込み、全裸にし、膣にペニスを挿入しながらブスブスとナイフであちこちを刺す。
 射精をし、ナイフで解体した女の、腕や足などを持ったり投げたりして遊んでいる時だった。目に強い光が入った。電灯を持った警官だった。
 
 僕は断頭台で処刑される事になった。
 後ろ手に縄で縛られ、断頭台に頭部をのせる。頭の下にはおが屑が積んである。このおが屑は切断された首から出る血を吸うものらしい。脇には死刑執行人がいる。まだ若い。僕はぴーぴーと口笛を吹いてみせて彼をからかった。
 僕は勃起していた。ギロチンが僕の首を切断する瞬間、おそらく射精するだろうと思った。

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