「冷たい話」で1行~2行の作品を4人で百話作るまでみんな寝れない
ある冬のとにかく寒い日、早めに講義が終わって下宿に戻るとコタツに入って、ガタガタと寒い、寒いとつぶやいていた。それからちょっとして彼女が帰ってきて、コタツで震えるぼくを見ると、背後にまわってきて抱きよせるように襟首から指先をつっこんできた。「ぬくい」と彼女は満足気に言った。