アで始まるイ説
 LOVESYSTEMが壊れてしまったのだ。
 原因は愛情の枯渇にあるとされている。
 紺色のツナギを着たアモーレ八号がスパナでナットを打ち振るうと、駆動機がうるんぶるるんと震えた。被虐趣味のある身体なのだ。シリンダーが二度、三度大きく脈打ったが、それで止まってしまう。やわらかい肉質の上に紫色の痣をいくつかこさえてやって同じだった。アモーレ八号はあちこちキツく締め歩いてみたが、やはり大した反応は得られない。
 博識アガペーが、貯蔵室を空けると室の底にうっすらと粘り気のある墨汁が溜まっているだけだった。
「これを掻き集めて呑ませたらどうだろう?」アモーレはあごをしゃくった。
「こんなものを?」
「これでずっと動いていたんだろう?」
 ふん、とアガペーの鼻が鳴った。長い指先で墨汁を一掬い。瘡蓋を砕いたような滓が混じり、ざらついた感触を残して垂れて落ちる。スンスンと臭いを嗅ぐ。胃袋を潜った命のような臭い。「古くなってやがる」とアガペー。デニムで指をぬぐうと、繊維を潰す様にして黒い線が引かれる。

 愛に新しいも古いも、あるのかね。
 愛は二度と愛する以前に戻らない。だから、新しいと古いが存在する。

「他にも同様の室はあるが、似たような状況だ。そう遠くない将来、完全に干上がってしまう」
「エネルギーの無駄だ」
 アモーレが電灯のスイッチをパチンと弾いた。辺りは真っ暗闇になる。今更の節約になんの意味があるのだろう。アガペーは他の物より幾らか知識を持っていたばかりに、そんな考えに心がさらわれる。黙って歩き出したアモーレの後ろに従って、アガペーの引き摺る足が床をなぞる。暗闇の中では足音ばかりが目立っている。
 何千年も続いたシステムが、今更終わるのだ。これが二日三日生き延びただけで、何が変わるのだ。完成間近で崩壊する橋など、架けないほうが良いだろう。結果論かもしれないが、言い換えれば、こんなシステム、はじめっから無くても構わないのだ。目的を達せず終わってしまった仕組みなど、途中で崩れたドミノほどにむなしい。アガペーの心は、総てを見過ごせと訴えた。だが、心の根底に敷かれた本能がシステムを復旧せよ、と訴えている。アモーレは本能に重きを置き、声に従っている。ただ、その姿はまるで自身がシステムのメンテナンス機構に成り下がったような気すらする。相反する哲学のどちらに従うべきか、アガペーは未だに答えを出せないでいた。
 暗闇の部屋、暗闇の廊下、暗闇の階段を通り過ぎて、階下へ。一面を覆う窓の外では黄金色になびく海原が、飛沫を上げて外壁を洗っている。それ自体が光を発していて、世界は黄ばんだ色合いを取り戻した。足元は白を帯びた赤の絨毯。壁面も往々、同系統のカラーリングで染まっている。居住区だ。窓をはさむようにして扉が並んでいる。ここでは、棟内の照明を一式落としていた。照り返す海の光の強さに、思わず顔をしかめた。普段は黄色を中和するための青の光が満ちているのだ。それはまるで、暗闇に照らされるかのような淡い光だった。

 アモーレはそのまま、アムールに話してくる、と通路を進んで行った。
 道はゆっくりとうねり、まがり、やがて末には後姿が足元から見えなくなっていった。

 アガペーはそのままじっと外を見ていた。海原の遠く向こう、わずかに残った陸地でU字に足をつく朱色の塔が見える。この通路の果てだ。大きく湾曲した塔は、地上から二本足で立ち上がり、丁度真ん中でまっすぐ自立する構造で立っていた。無様にパイプが走り、表面は海にふやけて波打っている。醜悪な形だ。仲間内では比較的若く、つくりが美しいとされるアガペーは自分の生まれたこの地を呪っていた。ここには何の意味も無い。やみくもに這うナメクジの様な仕組みだけが残っている。自分たちはそのナメクジを生かすためだけに生きている。詩を読むことも、笑うことも、総てはナメクジが死なないようにするためだ。いつも、何かもっと重要なことが他にあるのではないかと、思う。それをつかむ為にアモーレのようにスパナを握って直立する塔のてっぺんまで登ったこともある。
 塔を打ち抜く長い昇降路は、時折打ち切られるようにしては細道によって迂回路を繋いでいた。手足を四本与えられた荷駄虫が麓から荷物を押し上げているのに紛れ、半年上り詰めてようやくたどり着いたのだ。天蓋は取り払われ、大口を開けたその先は冷たく暗い広場で、やたらと身体がふわふわした。アガペーは開放感を憶え、次に居心地の悪さを感じ、仕事に従事することでその感覚を払拭した。だが、最後に「極地で目的のために働くものども」への違和感へ縛られ、そのまま堕天して居住地へと戻ってきた。壁にへばりついた霜を舐めて、我が身を犠牲にすることを尊ぶ輩から学ぶことは何も無く、何より心も通わない。そして、ここ以外に生きる場所など、どこにも無いのだと、骨身に教え込まれたのだ。

LOVESYSTEMは我々の心の奥底に敷かれている。
LOVESYSTEMを存続せよ。
LOVESYSTEMを成功すべし。
LOVESYSTEMは我々を

 考え事をする度に、アラートが心に響いた。諭すように、叱るように、何度も心を打ち据えるのだ。アラートを聞くと、アガペーの心は冷たいパウダーを振り掛けられたように幸せになった。アガペーはかの駆動機と同じく被虐趣味を備えているのだろうか。試しに、アムールに頼んで腕の辺りをひっぱたいてもらったが、同様の感触は得られなかった。甲高い金属音が響くのは耳障りですらあり、趣味ではないとアガペーは考えている。
 エネルギーの無駄、という言葉を口ずさみながら窓にもたれ掛かる。胸ポケットからジンを取り出し、深呼吸をした後に一気に飲み下す。まったく、ひどい味だ。近頃はまともな酒は全て空気にアテられて腐ってしまったのだ。飲める酒といえば、蒸留酒か、工業用アルコールか、腐りたての酒くらいだ。
 目的を達成しないシステムが無価値なら、自分もまた……。

「アガペー」気がつけばアモーレがアムールを伴って帰ってきた。

 状況はとても悪い、とアムールが噛んで含んだ声を吐き出した。アムールはアガペーが自身に近い考えを抱いていることを知っていた。二人の目には赤外線通信機能が食い込まれていて、目と目を合わせることで少なくない情報を伝え合うのだ。その機能を切るには精神的なロックが必要だったが、キーは失われて久しい。
「目的は達成すべきだ」とアモーレ。「結果、目的を達せず崩壊してしまったとしても、途中で諦めるよりはマシだ」
 アガペーは何も言わない。沈黙することでその言葉を否定する。
 目を伏せてに控えているのは、自身の考えを他者に悟られたくないという意識の現われだ。それと同時に、何より自身の考えを理解してくれと叫んでいるようでもある。
 アムールは両者の考えの中間地点に居た。この塔が三叉であるように、彼ら三人も同じ思想の元に生まれながら違う方向へ答えが伸びている。
「いっそ、どうだろうか」と切り出される。
「LOVESYSTEMを縮小するってのは。どの道、このままじゃ完全な保存は不可能だ。一部機能だけを切り出して、それを守ることに全力を注ぐ。そうすればまだ時間は稼げる。時間があれば、いつかは完成するだろうさ」
 アムールの頭の中で、微かなアラートが繰り返し鳴っている。love...love....love...love.....loveと、輪郭に欠けた音量なのは、SYSTEMを完全な状態で保て、という本能と、それが無理だと分かっている理性の答えだ。

 SYSTEMの全容を把握するのは無理だ。惑星規模でアーチを描き、製造と設計と修復と稼動を同時に行う自堕落な塔。全体の設計はナノマシン群による計算で行われているが、それを統率する技術も失われて久しい。住人はそれぞれ専門的に各々の職種を受け持ち、各職人間での隔たりも激しい。三人は普段、稼動の職種を与えられている。修復の連中に話を聞いてはどうだ、とアモーレが声を上げた。
「連中ならこういったことも知ってるだろう。それに、製造の連中だって。大爆発が起こった時だって、重心が傾いた時だって、なんとかなったじゃないか」
「欠損だとか故障だとかは、訳が違う。エネルギーが無いんだ。根源の問題なんだよ」
 アガペーが此処に来て、ようやく口を開いた。飲み干したジンの香りが単語の繋ぎ目から漂う。
 窓の外では、ギラギラに輝く水面が、鋭角のシャープさを浮かべて揺れている。不平等な光が、窓にもたれかかるアガペーを不明瞭に照らす。まるで水没したように影が揺らめき、アガペーは笑った。
「ルールが俺達を雁字搦めにしたんだ。見ろよ、エネルギーが欲しければこの海をすくって飲めば良いんだ。この海がこの星をぶち壊したからって、何も気にすることは無いんだ。愛が枯渇したからって、何だって言うんだ。愛などいらぬ。少なくとも俺達は、愛など無くても生きていけるように作られたんだ」
「でも、LOVESYSTEMを完成させることが俺達の役目だろう?」
「そんなことに何の意味があるっていうんだ。LOVESYSTEMそのものは、俺達にちっとも関係ないんだ。仕組みが無くても、俺達は生きていける。じゃあ、そんなもののために生きている俺達は何だ?」

 頭の中でチカチカとアラートが響き始める。

LOVESYSTEMは我々の心の奥底に敷かれている。
LOVESYSTEMを存続せよ。
LOVESYSTEMを成功すべし。
LOVESYSTEMは我々を愛している。

「それ以上はやめろ」アモーレの声が弱弱しい。耐え切れない頭痛へ呻き声が混じる。
 アガペーはずるずると、窓に体重をかけてそのままへたり込む。饒舌に喋っていた彼は一番ダメージが大きい。
 三人はそのまま、跪く様に、崩れた。

LOVESYSTEMは我々の心の奥底に敷かれている。
LOVESYSTEMを存続せよ。
LOVESYSTEMを成功すべし。
LOVESYSTEMは我々を愛している。

LOVESYSTEMは我々の心の奥底に敷かれている。
LOVESYSTEMを存続せよ。
LOVESYSTEMを成功すべし。
LOVESYSTEMは我々を愛している。



 アムールが気がついた時、アラートはやんでいた。赤色の毛足の長い絨毯に、体が沈み込んでいた。体のあちこちが変にこびりついていて、テープをはがすような音を立てて起き上がる。窓の外の海は穏やかになっている、。チロチロと舐めとる舌先のような動きを見せ、それが自身の手足に影模様として浮かぶ。
 そばには頭が破裂した死体があった。青いツナギが、ラズベリー色に染まっている。自分が体を漬けていた絨毯も、気がつけばこの色味を浮かべている。辺りを見渡す。黄ばんだ白の欠片。これはアモーレだろう。自身の思想を認めきれずに、ハチ切きれてしまったのだ。
 指先で擦って、カサブタともアカともつかない汚れを落とす。体の関節がすっかり固まってしまったようだ。そろそろと脚を上げ、立ち上がり、ギシギシと軋み、痛む。ここまで来て、やたらと辺りが静かだと気がついた。この辺りは、例え無人であったとしても空調やシステムの稼動音が極僅かではあるが、するものだ。まったくの無音、ということはついにエネルギーが切れてしまったのか。
 壁に手をつくと、やたらと粉っぽい。
 壁には大きく文字が書かれていた。ラズベリー色文字だ。
 粘性の高い溶液で描かれている。文字はところどころ擦れながらも一面を使って書かれている。
『主は隣人を愛せと言い、我々は隣人を愛し……隣人は眠り続けている』
『隣人が誰だったかを忘れても愛は伝導するのか』
『愛は変質し、枯渇してしまったそれなのに我々は未だ愛していると信じていた』
『我々は、何なのだ』
 壁が脈打つ。
 濁点が判のように、掌を押し付けた跡で書かれている。文字は延々と続いている。見ると、床には時折頭を亡くした体が転がっている。まるで、新品のチューブを開けて、絵の具を搾り出すような。絵の具は垂れ流され、一部はこのように叫びを描いている。
『愛を教えて貰わなかった子供は愛を知らず』
『他所の子供ばかり羨ましく思えて』
『それでも生きていなくちゃいけないのか』
 だんだん乱雑に崩れていく文字を追いかける。
『LOVESYSTEMは我々の心の奥底に敷かれている』
『LOVESYSTEMは我々を愛している』
『ですが主よ、私達は最早、それを感じ取れなくなってしまったのです』
『アガペーを示してください。我々に、平等に、いま、ここに』

「アガペーよ、こんなことはやめるんだ」
 声を振り絞って叫んだが、やはりアムールの耳には何も聞こえない。アラートが聞こえないのも、これが原因か。仕方なしに歩いた。ずっと歩いた。壁に続く文字がアガペーの心を教えてくれた。壁が脈打つ。時折正しく、乱れては不正に。空調フィルタが大きく孕み、風を勢い良く吐き出した。全ては無音だ。動作に、音が伴わない。アムールは世界との隔絶されている。歩く。だが、足音はしない。アガペーの名を呼ぶ。だが返事は無い。辺りを見る。だが、動くものは何も見えない。
 アクションに、リアクションが無いのだ。泳ぐように手足をばたつかせても、空を掻くばかりだ。

 唾を飛ばして、涙を流して、鼻水で咽て、アガペーも同じ顔でアムールを見ていた。

 への字にまがった口の端からは、かつて見た黒い液体が垂れていた。時折、やわらかく凝固した塊が糸を引きながら落ちては、床に黒い花を打った。アガペーは喘いでいた。何かを訴えているように見えたが、アムールの耳にそれは届かない。二人を取り巻く空気は取り払われ、二人の距離は大きく縮まった。それなのに、何も互いに伝え合えないのだ。
 やがてアガペーの垂れ下がった指先から、チョコレートのような雫が垂れた。まっすぐ伸び落ちて、床にうねり形を残す。爪と肉の隙間から湧き出すそれは、確かにアガペーをとろかしたものだった。ごぽごぽと、アガペーの言葉が泡になってはじけた。アムールは確かにそれを聞いた。目で聞いたのだ。今になって二人の間に、眼差しで伝え合う手段があったのだと思い出す。しかしもう遅い。アガペーの瞳は、涙となって流れ落ちた。光を失ったアガペーが壁に手をつく。そのまま、足がぬかるみにとらわれて、流星の軌道を描いて倒れ伏す。
 そのままアガペーは二度と起き上がらなかった。黒い何かに溺れてしまったのだ。

 窓の外の海が、アガペーを引きずり込むべく踊り狂った。見えない硝子に阻まれて、忌々しげに弦のような影を落とす。黒が影に溶け込むような気がして、吐き気がした。辺りに甘ったるい臭いがする。アガペーがゆっくりと腐っているのだ。糖はあっという間に分解されて、アルコールへと揮発した。正常な空気となったアガペーは、あっという間に空気管へ吸い取られて排出される。
 愛さえあれば、生きていけたLOVESYSTEMももう終わりが近いのだろう。
 殺菌されて血生臭から清涼さを取り戻した風が吹く。アムールは第一セクトへ向かっていた。

 第一セクトは、『鳥の巣』と呼ばれている。アムールは『鳥』も『巣』も見たことがないのだが、実際そのようなものなのだ、とアガペーに教わっていた。無数に伸びるコード類は、楕円状のカプセルにつながり、何万と並ぶ球体の周りで渦を描くように巻き込まれていた。居住区とは違い、乳白色のプラスチックで統一されている。産毛のような霜がアガペーを包んだ。一歩歩くたびに落ちる霜は、まるでフケか、埃のようだ。

 受け皿の上に、丁度卵が乗るように、カプセルは半透明の顔をしている。
 カプセルの中には、干乾びた人々が眠っている。
 随分前から愛は不足していたのだろう。ガサついた唇は奇妙にねじれ合わさって、二枚貝のように閉ざされている。
 彼らを覆う、遮光窓の一つへ拳をたたきつける。一度目の殴打では放射状の白線が刻まれ、二度たたきつけると氷のような破片が散った。三度叩き付けると、奥に潜む寝顔に拳が到達する。鼻っ柱がへし折れたようだ。無音だが、マッチをへし折ってベッドにたたきつけるやわらかい感覚。斜めに構えられた鼻の穴から、真っ黒の体液が流される。飢えた愛情だ。剃り上げられた素頭をつかみ、ゆっくりと右回しに引き上げる。
 果実を噛み千切ると、果汁が溢れるだろう。アガペーは目の前の光景を写した無意味な思考に身を委ねた。

 それからというもの、アムールはすっかり熱を失ってしまった冷たい卵の遮光窓に、ただひたすらこのことを書いている。
 幸いにして、枯れてしまった愛情は顔料のように粉末で、唾液で溶くと良く延びるのだと聞く。
アングリーマーライオン
2011年10月26日(水) 05時15分27秒 公開
■この作品の著作権はアングリーマーライオンさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
 僕の友達、FoxShop氏が最近、アムウェイダイエットを始めたのだという。その効果は抜群で、彼は日々日々痩せてイっている。
 この指が何本に見えるか、と彼は聞いてくるのだが、僕にはどうしてもその指が七本にしか見えず困っているのだ。

この作品の感想をお寄せください。
No.5  アングリーマーライオン  評価:0点  ■2011-11-03 00:36  ID:IfHbH56RzjY
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人間ってたぶん、どこまで言っても幼児性をぬぐいきれないのだと思う。
No.4  陣家  評価:30点  ■2011-11-01 20:37  ID:1fwNzkM.QkM
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拝読しました。

おもしろかったです。
テクノロジーって、究極まで発達してしまうと、最後にはスピリチュアルなものに戻ってくるのかも知れないですね。
まるで遠い未来のデストピアで自分探しを続けるがらくたロボットの精神を、恐山のイタコの口寄せで聞いているかのような趣が感じられました。
神妙な表情でまじめに聞くしかないわけですが…… 

とても良かったです。
No.3  アングリーマーライオン  評価:--点  ■2011-10-31 00:14  ID:IfHbH56RzjY
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筆を置いて、また取り戻して、僕に残っていたものはこびりついていたものだけだった、という壮大なお話だったのです。
No.2  藤村  評価:30点  ■2011-10-29 02:28  ID:a.wIe4au8.Y
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ひとりで勝手に涙を流していました。
天帝に捧ぐ供物は一行たりとも腐っていてはならぬとどこかで読みましたが、これがもしバベルの二卵性双生児なら神はこれを嘉したもうのではないかと柄にもない勝手なことを考えたのです。
拝読しました。
No.1  百舌鳥  評価:20点  ■2011-10-27 04:43  ID:8/b1PemNgHk
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面白い、とゆえば面白いので困っております。
今様かと訊かれたら、今様ではないと言わざるを得ない古い型のSFなんですが、古いから面白くないかと訊かれたら、そんなことはないのです。
現に本作は面白い。ニュアンスを読み解くのではなく、感じるのが面白い。
何故かなぁと徒然と思うに、作者氏はヒジョーに正直でいらっしゃる。ツクリゴトを書くにあたって嘘を用いていない。ので、困るのです。

公募を目指す方の手遊びとしては10点、作者氏が作者氏の為に書いた作品であれば30点。
しかしどちらかわからないのでこの評価といたします。どっとはらい。
 
総レス数 5  合計 80

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