Mのアーティスト













 殺害されたのは、小学生の女の子だった。顔面から血を流して倒れていたところを、仕事を終えて帰宅した母親が発見したという。被害者の顔には、鋭利なもので何度も刺された跡があった。現場には被害者の血のほか、乾いた洗濯物、そしてカラスの羽根が散乱していた。窓が開いていたこと等も含め、警察は被害者がカラスに襲われた可能性が高いと判断して捜査を進めた。鑑識の調べが進展すると、被害者の傷跡とカラスの嘴の形が一致することがわかった。さらに被害者の顔にカラスの唾液を確認すると、被疑者、、、はカラスであったことが断定され、捜査に一区切りが付いた――。

「いや、これは事故じゃない……事件だな」
 遅れてやってきた刑事の小林が、ボソッとつぶやいた。近くに居た鑑識の鈴木が、小林にささやいた。
「傷跡と嘴がちゃんと一致したんだから、これはカラスの仕業ですよ」
 小林がフッと鼻で笑い返す。それを見た鈴木は、過敏に反応して反論してみせた。
「じゃあ、何ですか……カラスがやったと見せかけるために、真犯人がわざとカラスの羽根をばら撒いた、手の込んだ殺人とでも言うんですか?」
 小林の目つきは落ち着きを保ったままだ。一点を見つめながら問い返す。
「逆に聞くけど……犯人がカラスだっていうのなら、カラスの動機は何だと思う?」
 鈴木は頭を回転させて回答した。
「カラスは人の顔を記憶できるほど、賢い生き物です。詳しいことはわからないですけど、過去に被害者から傷を負わせられたとか、巣を壊されたとかされて……言わば、復讐じゃないですかね」
「詳しいことはわからない……? よく憶測でモノを言えるね」
 小林はジャケットの襟を正すと、そう問いただす。ムッとした鈴木にお構いなしで、小林は主張を続けた。
「まあまあ、いい線行ってると思うよ。でも、カラスが復讐したとして、人を殺すまで襲うかな? 子育てをしているナーバスなカラスだって、巣に近付いた人間を威嚇程度にしか攻撃しないんだよ」
 メトロノームの如く、ことごとく指を横に振って否定する小林に、鈴木は詰め寄った。
「じゃあ、小林さんの意見はどうなんですか?」
 小林の目つきが鋭く変化した。
「今回殺人が成立した前提として、まず窓が開いていたということ。それから小学生である被害者以外、家には助けられる人間が誰も居なかったということ。そして、そのタイミングでカラスが侵入したということ……が挙げられる。これらが全て偶然に重なって、なおかつ最悪の事態が起きた、と考えるのはちょっと都合が良過ぎるんじゃないかな? それよりも、もっと自然な考え方がある……こうなる状況を、誰かが予め知っていたという考え方が」
 小林が冷静な判断を差し向ける。鈴木は思わず耳を傾ける。
「確かに被害者の母親は働いていた。でも調べてみると、出勤は週一日だけで、普段は家に居るそうじゃないか。それから、今の寒い時期は暖房を使用していることもあって、窓は基本的に閉じているんだってね。それでも、必然的に窓を開ける時間が少しだけある。その僅かな時間を犯人は知っていて、狙っていたんだよ……現場に散乱していたのは、血とカラスの羽根だけじゃないよね?」
 小林は鑑識を小突いた。鈴木はすぐに気付いた。
「洗濯物……そうか、洗濯物を取り込むのは被害者の仕事か!」
 鈴木はようやく小林の推理をなぞり出したが、まだ最大の謎が残ったままだった。
「だとしても、肝心のカラスが人を殺したという事実は、どう説明を付けるんですか? 子育て中のカラスでさえ人を殺さない……そう言ったのは小林さんでしょ?」
 鈴木の思いつく限りの難問にも、小林は苦悶しなかった。
「カラスの人殺しを否定したのは、あくまでカラスの自主性による部分だよ。でも、そこに人為が働いたとしたら、話は別だ。カラスが人になつくのは知ってるよね? それから、さっき君が言った通り、カラスは人の顔を覚える習性がある。これらを利用すれば、カラスは優れた共犯者、、、になり得る」
「利用したとして、どうやって殺したんですか?」
 鈴木の執拗な追及に、小林は少し困窮した。
「詳しいことはよくわからないけど、黒幕が居るって可能性はわかったじゃないか」
「よく憶測でモノを言えますね」
 二人の間に小さな笑いが漏れる――しばしの和やかな雰囲気が訪れる。しかし、小林の憶測は、現実に即した推測だった。
「例えば……あくまで、例えばだ。犯人がカラスを飼ったなら、当然エサをあげるよね? そのエサを入れる箱に、蓋をするように被害者の顔写真を貼ったとしよう。するとカラスは、その顔写真を突付いて破ることで、エサが手に入ると学ぶ。これを毎日毎日繰り返すと、カラスは被害者の顔を覚え、突付くことが習慣化されていく。おまけに野生味をどんどん失い、自らエサを手に入れる術を失くしていく。そして頃合を見計らって、犯人がカラスを被害者宅に侵入させる。その時、カラスをあえて限りなく空腹の状態にしておく……とかね」
 鈴木が勘付く。小林は頷く。小林は話を続けた。
「エサを手に入れる術を失くしたカラスは、学んできたように記憶にある被害者の顔目掛けて攻撃を繰り返す。写真とは違って抵抗こそされるけど、相手は小学生の女の子。餓死するという本能的な危機を回避する為に、攻撃し続けるのは不可能じゃないはず。……これはあくまで一例だけど、要はカラスが自然と被害者を襲わざるを得ない状況さえ作れば、カラスによる殺人が成立するんじゃないかな。その賢さを上手く利用してね」
 鈴木は全て合点が行った。だが、そうするとまた新たな疑問が湧く。
「でも犯人がいたとして、我々はどうやってその犯人を追えばいいんですか? 現場にはカラスに関する手掛かりしか残っていませんよ」
「確かに、犯人に関する直接的な手掛かりはないよ。でも、犯人の動機を考えてみようか……何だと思う?」
 小林は、真相に迫る積極的なスタンスを変えない。一方、鈴木はもう一つ要領を得ない。
「こんな事件で、動機なんて断定することができるんですか?」
「断定はできなくても、限定はできるよ。犯人は、被害者が洗濯物を取り込む為に窓を開けることを把握していたり、カラスに犯行させるよう仕込んだり……単なる思い付きじゃなく、十分な計画性を持っていた。ここから、被害者に対して明らかな動機があったことを伺わせる」
 小林は右手の親指を軽くくわえて、さらに付け加えた。
「これはあくまで推測だけど、この犯行をそもそも想起させたのは、被害者の母親が仕事に出るってことを犯人が聞いたからじゃないかな。被害者のプライベートを知ることができる人間だったなら、相応に近い関係にあった人間が疑われる」
「ということは……」
「カラスの復讐じゃなくて、人間の復讐なんじゃないかな」
 小林は眼鏡のフレームを中指で少し上げて言うと、続けて鈴木に聞いた。
「ところで、この辺りでカラスの死骸なんて見つかってないよね?」
「はい、見つかってませんが……それが何か?」
「カラスを侵入させた後、犯人は不審人物として目撃されないよう、すぐに現場を離れたと思われる。だけど、目撃されないというリスクは避けられても、代わりに証拠隠滅が出来なくなる……カラスという共犯者のね。その帰巣本能によって帰る場所は犯人の家。そして、カラスの単独犯として扱われることを望んでいる犯人は、カラスを不用意には処分できないはず。現場で死ななかったカラスが後々変に見つかったら、事件そのものが見直される可能性があるからね」
 現場をゆっくり後にしようとする小林に、鈴木は聞いた。
「小林さん……何か、私に出来ることはありますか?」
 小林は振り向いて答えた。
「採取されたカラスの唾液を、丁重に保管しておくように……後でDNA鑑定の時に使うからね」
 鈴木は、始めに小林に口を利いた時とはまったく違う表情で答えた。
「……はい!」

 いつだって、小林の推理は完璧だ。





 ――私の名前は田原あゆみ。イニシャルがATなので、友達からはオートマと呼ばれている。今、最も楽しい時間は横浜大学の講義――ではなく、それを終えた後、コンピュータルームでネット小説を読みあさることだ。家にはパソコンがなく、高校までは少ないお小遣いで小説を買ってきた。しかし、文明の利器とは、なんて素晴らしいものだろう。無数の小説が存在し、しかもタダで読めるとは――。
 小さなちいさな小説サイト「MA」と出会ったのは、たまたまだ――色んな小説サイトを飽きもせずグルグル回った、私の性格のお陰だ。MAは管理人の小林さんが自分で書いた小説を公開し、それを自由に読んだり、感想を投稿できるサイトだった。
 『カラスの殺人』を読み終えた私は、しばらくその余韻に浸っていた。どうやら十年前に書かれた、処女作のようだ。素人の書いた小説である、ミステリーとしての突っ込み所は多少あるかもしれない。しかし、カラスに人を殺させるという発想、小林刑事の犯人に迫る論理が斬新で、こんなミステリーをどうやったら思い付くのか、私は非常に興味深かった。感想のコメントが何件かあったが、どれも賞賛ばかりで苦言を呈する者は一人もいなかった。

「小林さん、初めまして。私は大学生のオートマと申します。『カラスの殺人』、読ませていただきました。正直、犯行には多少無理があるかなと思いました。でも小林刑事の推理が奇抜で、楽しませていただきました。どうやったら、こんなミステリーを思い付くのでしょうか? もしかして、小林さんは本物の刑事さんなんでしょうか?」

 私も感想を投稿せずにはいられなかった。ただ純粋に、発想がどんなものなのか知りたいという気持ちが強かった。
 一週間後、小林さんから返信が届いた。

「オートマさん、初めまして。思い付いたのは、たまたまです。僕は刑事ではないですけど、ミステリーを書く時は刑事になったつもりで書いています。全部自己満足でやっていることなので、楽しんでいただけたのなら幸いです」

 たまたま思い付くものなのか。私とはおそらく違う人種なのだろう――祖母の誕生日に、妹が思い付いたアイディアである肩叩き券を、我がもの顔で妹より先に渡した私とは。
 MAで公開されていたのは、勿論『カラスの殺人』だけではない。どれもミステリーだったが、その全てが言わば「小林刑事シリーズ」で、小林刑事は毎回鮮やかに事件を紐解いていった。相変わらずその殺人手法と、それを追究する小林刑事の推理は私の想像を超越し、同時に私を惹き込んでいった。完全に小林刑事の虜となった私は、講義後にMAに入り浸るのが日課となっていた。

 いつものようにMAのミステリーを読もうとしたある日、事件は起こった――。大学のコンピュータ管理システムに不具合が発生し、パソコンが一切使えなくなってしまったのだという。私はコンピュータルームに向かうと、反対に中から二人の学生が出てきた。
「……俺、家のパソコンでやろう」
 どうやら本当に使えないらしい。そう知りつつも、諦めの悪い私は自ら試してみずには気が済まなかった。何より、MAに行かずに大学から帰るなど有り得ない。
 コンピュータルームに入ると、普段は教授が使う一番前にあるパソコンを、業者らしき人が使っていた。学生は誰も居なかった為、私は場違いな気がしたが、「試すだけ……」と心に念じながら席についた。
 いつものようにユーザーIDとパスワードを入力し、Enterキーを押す――ログインできた! もう直ったのだろうか、それとも私だけなのだろうか――真相はわからないが、私がパソコンを使えることは確かだ。
 だが、インターネットを立ち上げて、また事件が起こった。ブラウザの「お気に入り」に登録されていたサイトが、全て消えていたのだ――不具合の一環で、消えてしまったのだろう。お気に入りからMAを消され、URLなど覚えていない私は戸惑った。MAは色んなサイトを巡りめぐって辿り着いたのだ。どこを辿ったのかはもう記憶には無く、容易には再び辿り着けない気がしてならなかった。
 予想は的中した――検索で「MA」と打っても、全く関係ないサイトしか出て来ない。そもそもMAは略称だ、正式名称は――何とかアーティスト、だった気がした。思えば、「作品」を手掛けるという意味で、小林さんは確かに「アーティスト」と言えるだろう。だが、あいにく横文字の苦手な私にはMが何の略なのか、わからなかった。
 悩んでいたその時、あるワードが私の頭をよぎった。カラスの殺人――これならヒット件数も少ないだろう、見つかるかもしれない。
 名案と思われたが、結果は芳しくなかった――検索してもMAは一向に出てこなかった。ふと、表示されていたサイトの文章に思わず目が留まった。

 カラスの殺人!?
 二〇〇二年二月三日 小学生、カラスに襲われ死亡...警察はカラスに襲われたものとみて調べている。 

 横浜新聞の記事だ――それを読んだ瞬間、私は大きなショックを受けた。事件に関するあらゆる状況が、作品と全く同じだったのだ。『カラスの殺人』は小林さんが思い付いたのでは無い、実在した事件を参考にしたのだと直感した。
 実在の事件は、カラスの仕業として収拾されたようだ。小林さんは黒幕の存在こそ付け加えたようだが、現実とは乖離した空想だったから犯行に無理を感じたのだ。
 そうわかると他の作品も気になり、私は作品名を次々と検索した。すると――あらゆるニュースや新聞の記事がヒットした。確信、というより悟りのようなものが私の心に渦巻いた。小林さんは元々発想に優れた人でもなければ、ましてやアーティストなどでもない。実在した事件を安易に模倣する、言わば常習犯だったのだ。カラスの殺人が書かれた十年前から、何の進歩も無かったようだ。私は今まで小林さんに抱いていた敬意や興味が一気に失せて、代わりに心から失望を感じた。

 十年前――急に、この感覚に嫌な引っ掛かりを覚えた。カラスの殺人は十年前に書かれた作品だ。実在した事件は二〇〇二年に起きている、つまり九年前。と、いうことは――






 死亡したのは、大学生の女性だった。大学のコンピュータルームで首を吊っているのを、コンピュータ管理部の人間が発見したという。コンピュータルームに他に人はおらず、直前まで居合わせた業者も、彼女の陰鬱な表情を証言をした。外傷が一切無かったことも含め、警察は自殺の可能性が高いと見て捜査を進めた。

「いや、これは自殺じゃない……事件だな」
 遅れてやってきた刑事の小林がそう告げる。部下の中川が首を傾げる。
「……と、おっしゃいますと?」
「大体、自殺しようとする人間が、わざわざ平日の大学の一室で自殺するかい?」
 中川は手帳を見ながら、丁重に答える。
「しかし、業者の証言ではパソコンは使えず、利用した履歴も残ってないのに、コンピュータルームに居続けたそうです。パソコンを使わないのにコンピュータルームに居続ける理由があるでしょうか。パソコンが使えないせいで、学生も居なかったそうです。自殺するには格好で、機会を伺っていた……おそらく、場所的にも何か因縁があったのでしょう。そう考えるのが自然です」
「業者は当然パソコンに精通しているわけだよね。利用した履歴なんかは削除することができるし、事件直前まで居合わせた唯一の人間だから証言はいくらでも曲げられる」
 中川の表情が一気に曇る。積もる疑問を抱えながら、問い返す。
「……業者を疑っているんですか? 何かのきっかけで、業者がカッとなって殺したとでも?」
「いや、知っての通り外傷は全く無かっただろう。殺しを前提と考えるのなら、これは自殺に見せかけた計画的な犯行だよ」
 中川の疑問は深まる一方で、言葉に詰まる。
「問題は、被害者と業者との繋がり……だね」
 小林は口を閉じると、中川が応じる。
「どんな繋がりがあるというんですか?」
「その前に……この大学のコンピュータの管理部に聞いたんだけど。管理システムに不具合が生じたのが事の発端だよね。管理部は自力の復旧作業が困難だったそうだけど、それで業者に連絡したのかと思いきや、実際は業者側からメンテナンスの営業の連絡が入ったそうじゃないか。管理部は丁度良かったと喜んだらしいけど、よく考えれば不自然じゃないかい?」
「確かにそれは都合が良過ぎますね」
「この際、業者が本物か偽者かという議論は省こう。その事実と結論を結び付けるのに一番つじつまが合うのは、業者が始めから大学に乗り込む意図があったと考えることだよ。なおかつ、不具合を生じさせた張本人が業者だと考えると、全て理に適う」
 中川は、小林が見ている景色を認識し始めた。
「で、肝心の業者と被害者の繋がりは……?」
「業者と被害者の共通点を考えると、真っ先に浮かぶものがある……パソコン。そもそも業者が被害者個人を狙っていたのなら、大学は関係ないはずだ。だけど被害者はパソコンを所有していなかった。そこで両者の繋がりとして、大学の、、、パソコンというのが大きなキーワードになる」
 中川は要領を得ていない様子だ。
「業者は何らかのアクセス解析で、被害者のIPやホスト名を知り得たんだよ。すると『yokohama-u』……つまり、横浜大学に通っていることがわかるだろ」
「なるほど、両者は以前ネット上などで関係があったと……しかし、仮に被害者が業者を中傷するような書き込みをしたとしても、実際に殺しに行動を移すと考えるのは、ちょっと飛躍していませんか?」
「それは個々の価値観とプライドの問題だよ。例えば、腕に自信のあるシェフが、客に少し注文を付けられて頭に来たとする。そこで暴力を振るうのではなく、非常に美味しい料理を振舞ったら……それもまた、立派な仕返し、、、と言えるだろう?」
 中川はわかったような、わからないような様子だ。
「じゃあ、それが『Murder Artist』……つまり、『殺人アーティスト』だったらどうかな? 己の至高の芸術作品である殺人事件にケチを付けられた犯人が、殺人によって仕返すとしたら……?」
 小林はそう言うと、不敵な笑みを浮かべた。

 いつだって、小林の推理は完璧だ。



 ――検索しても容易に見つからないサイトで、他人になりすました感想を自ら書いていた小林は、この数週間で久々に新鮮味を感じていた。
 ミステリーを書き終えると、小林はボソッとつぶやいた。
「……さて、一仕事するか」
桜井隆弘
2011年04月27日(水) 00時41分12秒 公開
■この作品の著作権は桜井隆弘さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!

こういう所が良かった、こういう風にすればもっと良くなる……
ご指導のほど、よろしくお願いします。

この作品の感想をお寄せください。
No.6  青空  評価:40点  ■2013-12-29 12:04  ID:wiRqsZaBBm2
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(−””−;←こーんな、こーんな険しい顔して読みました。
 探偵は探偵という意識があったので、それが見事に覆ってしまってあららと思いました。そして、くるっくるっと辺りを見回し、自分が巻き込まれていないのか確認しました。
No.5  桜井隆弘  評価:0点  ■2011-05-07 23:10  ID:wH/7Sx2yNec
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>らいとさん
お読みいただきまして、ありがとうございます!

そうですね、確かにオチは強引でした。
自分で思い付いたものながら、まとめ切れる力がありませんでした(苦笑)

ミステリーというか、ミステリーを踏み台にしたサスペンスみたいな感じですかね。
No.4  らいと  評価:30点  ■2011-05-05 17:05  ID:iLigrRL.6KM
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拝読させて頂きました。

文章は石田衣良を想起させるような読みやすい文章で、この作品ととても合っていると思いました。
ただ、オチがミステリーをあまり読まない僕にはちょっと分りにくいし、強引かなあと思いました。
でもミステリーってこういうモノなんですよね-。
No.3  桜井隆弘  評価:0点  ■2011-05-03 00:47  ID:1jnboxXQj5w
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>相馬さん
お久しぶりです!
最近お見かけしなかったので、もしかして去られてしまったのではと心配してましたよ。

冗長にならないようにストーリーに特化したんですが、ご指摘いただいて様々な描写が足りないことに気付かされました。
犯人の影をちらつかせつつ、ネタバレしないというバランスは難しいですね。
まだまだ勉強です。

相馬さんのギャグホラーも、また読ませて下さい!


>Physさん
社会人おめでとうございます!

ほんわかしているのは、僕自身の仕様です(笑)
美意識ですか……そうですね、犯人の恐ろしさと、管理人のやわらかさを対比できればオチがより際立ちましたね。

僕は致命的に文章が下手で、アイディア勝負みたいなところがあるんで、構成なんて褒めていただけると素直に嬉しいです。

学生は金が無いですけど、社会人は時間が無いですね(苦笑)
でも色んな人との出会いがあるし、人間として成熟するし、社会人・Physさんの“トリックアート”を楽しみにしていますよ。
No.2  Phys  評価:30点  ■2011-04-28 23:10  ID:JbxG5VSZbpw
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拝読しました。

わぁ、桜井さんだー。と楽しく読ませて頂きました。

感想を書きます。
この作品、まず構成が好きです。こういう、倒錯型トリックというか、『冒頭
の場面が本筋の物語と交錯して真相が見えるタイプの小説』は、私もときおり
書こうと挑戦するのですが、たいてい失敗します。本作は初めから終わりまで
すっと流れるように読めますし、きちんと落とされています。見習いたいなぁ
と思いました。

私もこの春から社会人になったのですが、仕事の合間を縫ってTCに作品を投稿
なさっている方々(桜井さんはじめ)に感服しました。社会人って、とにかく
暇がないのですね。私も、もう学生だった頃のように、気ままな創作ライフは
送れないなぁと残念な気持ちでいます。

点数の理由については下記の通りです。
冒頭の事件では、もっと背筋の凍るような恐怖やシリアスさを演出した方が
いいような気がしました。桜井さんは文章が柔らかくて読みやすいためか、
どうしても殺人事件のキリキリした雰囲気を感じることができず、ほんわか
したまま読めてしまいました。殺人アーティストということですし、美意識
をびしびし感じちゃうような鮮やかさが欲しかったです。
(……美意識、なんてどの口が言っちゃってるんですかね)

久しぶりにコメントをしたら、こんな偉そうなことをいう思い上がり屋さんに
なってしまいました。ごめんなさい。たぶん、初任給で何を買おうかと舞い上
がっているせいです。

また、読ませて下さい。
No.1  相馬  評価:40点  ■2011-04-27 16:06  ID:3jacjV9Co1I
PASS 編集 削除
拝読しました。
桜井様の作品を読むのは随分久しぶりです。
面白かったです、腕が上がってますね、羨ましい限りです。
完成度は高いと思いますよ。
情景描写、心理描写、後は犯人の影がチラホラ(劇中劇で)すれば、一本成り立つと思います。
総レス数 6  合計 140

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