ロード・オブ・ザ正社員
 長い映画。剣と魔法を用いて戦っているシーンが続いて。

「ねえ、何故この人たちは戦っているの? 戦っている理由はなんだっけ?」と訊いてみた。
「ドワーフ達は自分の故郷を取り戻す為に戦っている。でも、そこに眠る金銀財宝の中にエルフ達の古の王冠も含まれている。だから、目的は違うんだけれど、とにかく戦いに勝利してその場所を手に入れたいと考えているんだ」と彼は教えてくれた。

 私は自分が何故戦っているのか、戦っている理由はなんだっけ? と考えてみる。二年くらい前までは派遣社員から契約社員になるために戦っていた。そして、現在は契約社員から正社員になるために戦っている。私も目的は違うのだけれど、とにかく戦いに勝利してその場所、明確な自分の居場所を手に入れたいと考えている。正社員という王冠を手に入れたい。だから、とりあえず、このドワーフ達やエルフ達の戦いを最後まで観てやろう、と私は思った。

***

 私は短大を卒業してすぐに、実家から地下鉄で二駅のところにある、海が見える保育園で働き始めた。ちょうどその頃、東北地方で大きな地震があり、大きな津波の被害が連日、テレビで放映されていた。

「ウチの保育園は大丈夫よ。ここは日本海側だからね。大きな地震の震源地って大抵は太平洋側だから。大丈夫よ」と園長は保育士達に毎日言い聞かせた。大丈夫と何故言い切れるのだろうか。過去に日本海側を震源にした大きな地震で、大きな津波だって起こっているはずだ。
「園長の言う通り、起こったことないのよ」と副園長は園長と見つめ合いながら言った。周りの保育士達も「うんうん。確かに起こったことない」「おばあちゃんも言っていた」「でも、おじいちゃんは解らないって。昨日のことも解らないし、夕方になると朝ごはんも何を食べたのか解らないって言ってた」とかわるがわるに発言し、私はなんだかよく解らないけれど、声を出して笑った。

 そのような、それなりに楽しい保育園ではあったが、私は保育士を辞める決断に至った。このまま皆と和気あいあいと仕事帰りに海岸沿いのハンバーガーショップでコーヒーを飲みながら「ねえ、おじいちゃん大丈夫なの?」「大丈夫よ。午前中はけっこうしっかりしているし。昨日のことや今朝の朝ごはんのことって、わたしたちだって忘れちゃうことあるじゃない? で、それらを忘れちゃって、何か大変な事態に陥ったことってないでしょう? それらを忘れちゃったことで何か取り返しのつかないことって起きたことある?」という会話を続ける毎日も悪くはなかったけれど、でも、やっぱりここは私の居場所ではない。私は私の居場所を絶対に見つけてやろう、と強く決意しながら、海を見つめて、それから残り半分になったチーズバーガーを見つめて、やっぱりダブルチーズバーガーにすれば良かった、と思った。

 私は手始めに派遣会社に登録手続きを行い、五つの輪が折り重なった会社ロゴが有名な生活雑貨量販店に派遣されることになった。
「東京でオリンピックを! 再び東京で五輪を! わたしたちOLYMPICは東京オリンピックを応援しています!」という大小の横断幕が店内に所狭しと貼り付けられ、池の中を泳ぐ錦鯉のように見えた。
「ねえ、錦野さん」と赤いフレーム眼鏡の先輩派遣社員が話しかけてくる。「あそこにいる武田さんって小栗旬くんに似ていると思わない?」と眼鏡を触り、上げ下げしながら問うてきた。
「小栗旬くんって、ちょっと前に情熱大陸で観たんだけれど、役者って悲しいよね、みたいなこと言ってて……。なんか、観ているのが恥ずかしくなっちゃって」と、私はサランラップとクレラップを棚に並べながら言った。「ちょっと、錦野さん、サランラップの棚にクレラップ並べちゃってるよ。気を付けて。どうして? 小栗旬くん素敵じゃん」と、先輩派遣社員はサランラップの棚からクレラップを取り出しながら言う。
「いや、彼は役者として全然悲しくないと思ってて」と私は右手にサランラップ、左手にクレラップを持ち、カンフーの達人のように振り回しながら「彼は役者として、いったい何が悲しいの? 小さいころから劇団に入って、わけのわからないお百姓さんの恰好しながら “止まない雨はない。そう、明けない夜がないように” とかって使い古されたセリフとか言わされながら、四十歳超えちゃう役者志望の人とかたくさんいるんだよ。そういう人は悲しいかもしれない。でも、小栗旬くんはまったく悲しくなんてないんじゃないかと思うの。上半身裸でタオルを肩からかけて、役者って悲しいよねって。なに言ってんの。絶対に私の方が悲しいから。こんな風にサランラップとクレラップを交互に並べてさ。棚なんか別にどっちだって良いじゃんか。誰も気にしないって。こだわる必要ないんだってば」と私はサランラップとクレラップを適当に右端の棚の上段へ強く置いた。
「あ、そこはダイヤラップっていう一本七十四円の一番安いラップを置くところだから」と、赤いフレーム眼鏡の先輩派遣社員は私を注意した。
「そんな安いラップで何を包む気なの?」と私は天井を投げやりに仰ぎ見ながら言った。天井にある店内スピーカーから荒井由実の声で「やーさーしーさにー包まーれたーなーらー、きいっとー」と流れて、私たちは声を出して笑った。

***

 ドワーフ達は岩山の下にある財宝だらけの故郷と呼ばれる地に到着し、金銀財宝を惚けた顔で見つめている。この財宝はすべて我々ドワーフのものだ。エルフ達にも渡さない。何人たりもこの地に近づくことは許されない! と声高らかに宣言する。すると、その黄金の財宝から一匹の竜が飛び出してきた。「我は死を司る竜。我こそがこの岩山の下の王。お前たちに一切の財宝はやらん。お前たちに与えるもの、それは、死だ!」
「なにこの竜。こんなの潜んでたの? 知ってた?」と私はキャベツ太郎を口に放り込みながら、言った。「前作でずっと語られていたでしょ。当時、ドワーフ達がこの岩山の下の王だった時に、欲に目がくらんで金銀財宝を誰の目にも触れぬように独り占めにして、この地を要塞と化した。すると、どこからともなく竜が現れて炎を吐き散らかしてドワーフ達を追い払った。竜が現れるところには必ず人間の欲が渦巻いている。竜は人間の欲を喰らい自らのエネルギーに変えるんだ」と彼は私の瞳を強く捉えながら語ってくれた。そうか、だから彼は私の前に現れたのか、と私は小刻みに何度も頷いた。

***

 赤いフレーム眼鏡の先輩派遣社員は契約社員になりたての私に「すべてサランラップにしたんですね」と敬語で話しかけてきた。
 私は「レジのPOSデータからトレンドを洗ってみたら、結局はサランラップが断トツで売れている結果を得られたから」と冷静に理由を述べた。私はこの会社から「派遣会社を辞めて、ウチの契約社員にならないか」と誘いを受けた。いままでは日給六千五百円という給与であったが、契約社員になると月給十八万六千円と年二回の賞与付きの待遇となった。私は派遣社員の頃、昼食は納豆を一パックと冷えた五穀米を持ってきて、ロッカールームで独り黙々と食べる毎日であった。しかし、こうして契約社員になった現在は社員食堂で暖かい定食を食べるようになった。賞与が出た月は定食にひじきの煮物などの小鉢も追加で注文し、それでも物足りない時はデザートに杏仁豆腐も追加した。赤いフレーム眼鏡の先輩派遣社員は自宅でセロリの酢漬けを作っているらしく、それを毎日タッパーに入れて持ってきている。昼食後にロッカールームへ行くと、鼻がツーンと痛くなるような酸っぱい匂いが充満しており、私は息を止めながら髪をブラシでとかし、口紅を塗り直してから売り場へ戻った。

 小栗旬くんに似ている武田が私に「俺は全部をダイヤラップにして欲しかったんだ」と話しかけてきた。私はサランラップを棚に並べる手を止め「え」と武田の顔を見つめた。
「俺は、全部を、ダイヤラップに、して、欲しかった、んだ」と区切りながら、見つめながら、武田は、言って、きた。確かに小栗旬くんに似ている。この喋り方も少し演技がかっていて、そろそろ背後から店長が「カット!」と叫びながら飛び出してくるんじゃなかろうか、と思ったほどだ。
「ダイヤラップは安価だけど、一番売れていなかったのよ。いつも滞留在庫になっていたの。クレラップはまあ、時間をかければ完売したけれど、一か月かかることもあったの。でも、サランラップは絶対に一週間で売り切れるから、確実に早期に利益が取れるのよ」
「そういうことじゃない。そんなことを俺は気にしていない」と武田は私の右手からサランラップを取り上げて、フェンシングの選手のようにそれを私の眼前にまっすぐ向けた。「ちょっとなんなの。嫌な感じ」と私はサランラップを左手で払いのけた。「サランラップもクレラップもただのラップだ」と区切らずに見つめずに武田は言ってきた。そして私から視線をそらしたまま「金銀財宝どころじゃない。ダイヤだ。店中をダイヤラップで埋め尽くし、俺はそのダイヤラップの中に潜み、ずっと埋もれたまま、錦野さんの欲を喰らい自らのエネルギーに変えるんだ」と言い放ち「俺の名は竜司だ」と続けた。

 店長、店長、店長。なんでこいつが正社員なんですか。

***

 長い眠りから目覚めた竜は「ちょうど良い眠気覚ましだ。お前たちを炎で焼き尽くし焼き尽くし焼き尽くして、この金銀と王冠とお前たちを炭化させ、炎が消え去った後に残るのは大量のダイヤだ。求め続けていたお前たち自身がこの世界で一番硬化で高価な財宝になる。お前たちは究極の幸せを手に入れるんだ」と不敵な笑みをドワーフ達に向けた。ドワーフ達は散り散りに逃げ回る。竜から吐き出された煉獄の炎が城内とドワーフ達の衣服、頭髪をチリチリと焼き焦がす。

「ねえ、これどうなるの? ドワーフ達、みんな死んじゃうよ?」私はキャベツ太郎を手に取ったまま、口には放り込まずに彼に訴えかけた。
「大丈夫。ドワーフ達が故郷を取り戻したいと想う気持ち、そして、かつて自分たちが錬金した金銀財宝を再び手に入れようとする強い気持ちは誰にも負けない。竜の炎に容易く焼き尽くされるような想いじゃない。いつの世も、この世界とは違う場所でも、どんな宇宙でも、強い想いは絶対に負けない。さあ、ドワーフ達の焼き尽くされることはない最後の戦いを目に焼き付けるんだ」

***

 竜司は店内バックヤードの事務所にある発注端末機の前に座り、私が発注していたサランラップのデータをすべてキャンセルしようとしている。「ちょっと、何をしているの」と私は正社員の竜司の肩を強くつかみ発注端末機の椅子から立たせようとする。「もう遅いよ」と竜司は素直に椅子から立ち上がり、不敵な笑みを私に浴びせ、唐突に取り出したライターで炎を発現させる。そして、いつの間にか銜えていた煙草に火をつける。私に向って煙を吐き散らかして追い払おうとする。私は竜司の吐き出した煙をかわし、掻い潜る。態勢を低くし、右肩から竜司の胸の真ん中あたりに勢いよく体当たりした。竜司は驚きと衝撃で銜えていた煙草を自分のスラックスの上に落としてしまい、焦って強く煙草を払ってしまう。煙草は火がついたまま、エルフが放った弓矢のように飛んでいく。弓矢が事務所の扉に届きそう。その瞬間、扉が開き濃紺のデニム生地エプロンを身にまとった店長が入室してきて、顔に当たりそうになった火のついた煙草を払い落とす。「バックヤード、事務所内は禁煙です」と目を細めて、店長、私の彼は、私と竜司を睨みつけた。

***

 長い映画だった。ドワーフ達は善戦はしたが、残念ながら竜にとどめを刺せなかった。竜は大きなダメージを受けたが、城内から飛び出し、沈みゆく太陽に照らされている町へ赤い眼を向ける。
「お前たちのことはいつでも焼き尽くせる。お前たちをいま、焼き尽くすよりも大きな恐怖を与える方法があった。お前たちを慕う者たちが住まう町を焼き尽くす。見ているが良い! お前たちの仲間が焼き尽くされる姿を、恐怖におののく顔が瞬時に炭化する様を!」
「そんな、そんな、そんな、駄目だ! 竜を止めるんだ!」と背が低く鼻が大きい主人公は竜を目で追いながら叫んだ。そこで映画は暗転となった。

「ねえ、映画の竜はどうなるんだろう」と映画を観終えた私と彼は、駅前のコンビニへ向かう。道すがら、訊いてみる。
「続編は来年の春頃に公開されるらしいよ。予告だと竜が向かう町には、竜を倒すことが出来る唯一の黒い矢を所有している、竜討伐隊の末裔が住んでいるらしい」と彼は答えてくれる。私は「ふうん」「続編もまたこんな深夜になっちゃうくらいに長いのかな」と彼の左腕に右腕を絡ませながら問う。「人事部長から連絡があったけれど、来春の人事で君は正社員の候補に挙がるそうだよ」
 私は立ち止まる。彼は私と腕を絡ませながら歩いているから、一緒に立ち止まる。
「候補なの? 来春に正社員になれるんじゃなくて、候補にあがるだけなの?」
「残念だけれど、まだまだ戦いは続くんだよ。今回、バックヤードの事務所で喫煙をしていた竜司くん、武田竜司くんはいろいろと問題行動があったから、いまは人事部付けで研修を受けさせているけれど、来春にはまた現場に戻ってくる。君はまたそのような環境下で自分の実力を発揮させ、何人かの正社員候補生たちと戦わなくてはならない。勝ち残らなければならないんだ」

***

 駅前のコンビニから二人の部屋へ戻る道を歩きながら。私は自分が何故戦っているのか、戦っている理由を明確に理解した。映画の中のドワーフ達と私の戦う理由は厳密には違うのだけれど、でも、とにかく戦いに勝利してその場所、明確な自分の居場所を手に入れたいと考えているのは同じだ。正社員という王冠を手に入れたい。だから、私は来春公開のドワーフ達の映画の続編も絶対に観てやろうと思っている。そして、私は来春までに、竜を倒すことが出来るという唯一の武器である黒い矢を手に入れることが出来るのだろうか。私がいま腕を絡ませている彼は竜討伐隊の末裔なのだろうか。

 店長。店長。店長。あなたは竜討伐隊の末裔ですよね。


(了)
小松菜 みず
2023年09月02日(土) 16時09分18秒 公開
■この作品の著作権は小松菜 みずさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
あの有名映画。指輪を奪ったり、守ったり、運んだり。その間に竜とか、剣とか、弓とか、金銀財宝とかが関わってくる映画です。
ゲームだとDRAGON QUESTみたいな内容。そんな世界と主人公の女性の人生がちょっとリンクしている。そんな物語です。

この作品の感想をお寄せください。
No.6  小松菜 みず  評価:0点  ■2023-09-05 16:50  ID:Ps27jLHL1ZU
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〉ゆうすけさん

お読み頂きありがとうございました。
ご返信遅れまして申し訳ありません。
小松菜です。
この物語を面白い、感情移入できると仰って頂きありがとうございます。
そのように感じて頂けたら、この物語を紡いだ甲斐があります。
本当にありがとうございます。
テーマについてもありがとうございます。
今後もそのように楽しんでいただけるように頑張ります。
ゆうすけさまの作品も掲載されている場所などありましたら、
ご教示ください。
携帯からの返信でして、簡素なお返事しか出来ず恐縮です。
それではまた。
No.5  小松菜 みず  評価:0点  ■2023-09-05 20:30  ID:Ps27jLHL1ZU
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〉ねこかわいいさん

お読み頂きありがとうございました。
小松菜です。ご返信遅れまして申し訳ありません。
そうです。指輪物語、ホビットの冒険などがモチーフとなります。
文章がいきいき、小栗旬さんの考察の部分などお褒め頂きありがとうございます。
また、これからも定期的に作品をこちらで掲載させて頂きますので、
宜しくお願い致します。

ねこかわいい様も作品が掲載されておりましたら場所などご教示ください。
ねこ、かわいいですよね。わたしは犬もかわいいから大好きです。
携帯からの返信でして、簡素なお返事しか書けずにすみません。
ではまた。
宜しくお願い致します。
No.4  ゆうすけ  評価:40点  ■2023-09-04 17:03  ID:QOM0ArBj2LA
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 拝読させていただきました。
 私も指輪物語は観ていない……原作小説は序盤でリタイヤ、ホビットの生態とか文化のところで飽きてしまって、とほほ。
 とはいえこの作品は面白いです。序盤から主人公の人となりが自然に入ってきますし感情移入できます。ドワーフの物語とのリンクも自然で面白く、引き込まれましたよ。
 正社員になったらなったでまた新たな戦いが始まりそうな感じもして、彼氏との関係とか。安住の地を探し求めてみたいな、ああ、そんな妄想をさせてくれる楽しい作品ですなあ。
 居場所を求めて戦うというテーマもいいですね。現代人がかかえる「ここは俺の居場所だろうか?」的な感じ、これは作品を描くのに面白い題材だと思います。誰もが抱いたり感じたり思い悩む題材って作品を描くにはいい素材ですよね。私はどうにも変な感性なんで、変な方向のしか書けませんでしたけど。 
No.3  ねこかわいい  評価:50点  ■2023-09-04 13:28  ID:9pxemaegKFc
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面白かったです。
私も作中に使われている映画って指輪物語でいいのかな。映画は未見ですが、主人公の立場とオーバーラップさせて目指せ正社員物語を軽妙に語って見せたのは上手だなあって思いました。
文章が生き生きしてました。
小栗旬の何が悲しいのか考察も冴えてるし。
笑って楽しめるストーリー。根底には今の社会の非正規問題もあって単なるコメディだけにはなってない。ただそれを声高に主張しないだけ。そういう作り手のセンスも良いなあって思いました。
No.2  小松菜 みず  評価:--点  ■2023-09-03 21:16  ID:ELoqBiWqZQs
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>陽炎さん

またまたお読み頂き、ありがとうございました。
滑らかな語り口、とお褒め頂き嬉しい限りです。ありがとうございます。
確かにもとになった映画を知らない方には不親切な状況だったと思います。
でも、実はこの作品に出てくる竜討伐の話の流れは私が勝手に作っているので、もとの映画を知らなくても何とかなるかしら、と思いながら書いておりました。(笑)
作者メッセージに、少しわかりやすく説明も付け加えてみました。
ご意見、ありがとうございました。

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■追伸
 陽炎さんの詩、「生活」と「心がザワザワした日には」を読ませて頂きました。
 感想の詳細は各作品の感想欄に記載させて頂きました。
 とても素敵な時間をありがとう御座いました。
No.1  陽炎  評価:40点  ■2023-09-03 17:37  ID:.T.XHKIbJ8o
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拝読しました

元になった映画は、残念ながら未鑑賞なので
わからないところはありましたが
今回も、滑るような滑らかな語り口で
読み手を飽きさせないのは流石だな、と思いました

また、小道具(小栗旬とかラップとかきゃべつ太郎とか)
の使い方が抜群で
日常の会話でもありそうだし
小栗旬に似てる武田は、たぶん仕事できないんだろうな、とか
いろいろ想像して楽しむ余白みたいなのがある気がしました

ひとつだけ、その映画を観ていない人にとっては
なんのこっちゃ?となる可能性もあるので
作者からのメッセージ欄にでも
注釈を入れてもらえると助かるやもしれません

有名だから、観てないほうが少ないかもですが(^-^;

普段は詩版に生息しています
小説の詳しい技巧などは、だからまったく解らないので
感想だけ、書かせていただきました
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