地下バス999



 無鉄砲と孤独を誇りに生きていたので友人も知り合いもおらず、貯金もなく保険もかけていなかった。しかしそれは言い訳というもので、社会不適合者の破滅的な逃亡に過ぎなかった。社会不適合とはどういうことかと言うと、人の立つ地において、ぼくのいる場所だけが深く陥没してしまうことで、頭上で生活する人間の塊を、その穴からいつも見上げてばかりいた。人間の生っぽい塊は、過敏な神経が複雑に絡まり合ったもので、うまく取り扱う自信がなかったし、おまけに棘だらけで、誤って素手で触れてしまうと、頭頂部の髪の先まで痙攣する痛みが走る。それが大変恐ろしかった為に、ぼくは念のため、福島で除染作業をした際に配給された防護服を常に纏って、地球の陥没した、穴のなかで生きていた。
 そんなに一人がいいなら孤独に生きやがれ、とパパと義理のママに家を追い出された玄関先で、これまでにないほどぼくの居場所は陥没した。ぼくが歩くのはいつも土の中なので、上の明るい方から、野球の試合をする溌剌とした若者の声などが微かに聞こえていた。野球のボールがぼくのところに落ちて来ると、頭上で数人の若者が、お前取りにいけよ、お前がいけよ、とニヤニヤお互いをつつき合ってやり取りするのが小さく見えた。しかし更に陥没が深まってしまった今、地上からぼくの居場所に向かって届くのは僅かな陽光だけだった。人の影も見えない。ぼくはぼくの好きだったまぶしい光と女の匂いにやるせない別れを告げ、鼻の穴をかき分けながら流入する土の匂いを味わった。するとまた陥没は深まった。
 

 地下のハローワークで、酒の海に溺れながら、人間死ねやと絶叫した。すると浮浪者のようなみずぼらしい職員が出てきて、地下に浸透した汚染水の除去作業をぼくに勧めた。日当五千円で、昼食に綺麗な水とシューベルトの楽曲が支給されるとのことだった。君は防護服もあるし適任だ、こんな鉄を売る仕事よりはいいだろうしな、と彼はどこかから集めた異臭を放つ空き缶を、踵で踏みつぶしながら言った。ぼくはなんだか自分が情けなくなって吐きながら泣いた。


 現場への送りのバスは土の中で轟音を響かせながら走っていた。というのもやはり陥没しているぼくが乗っているから。また乗り合わせた者は皆一様に防護服を着用してマスク越しにシュコシュコ息をしているような陥没者ばかりだったから。バスごと地中に埋まってみみずのように進んでいた。
 しかし現場へはいつまで経っても到着しなかった。現場への到着は早くて四年かかり、遅くて九十年以上かかるとのことだった。ぼくはそんなこと聞いていなかった。運転士はバスを走らせ始めて二年目にして、本当は目的地を全く把握しておらず、でたらめに運転していることを泣きながら車内アナウンスで告白した。バスの中に光は届かず、月のない、無限に広がる夜のようで、轟音とすさまじい振動の中、シューベルトのセレナーデが気休めに流れた。


 ぼく達の乗せられたバスはどれだけ意気揚々と地中を疾駆しようと、地球には果てがないのでいつまでもぐるぐる回るだけだった。ほんとに辿り着くのか、そもそも目的地自体ほんとに存在するのか、とぼくは思いながら水を飲んでいると、四年経っていた。退屈な土の匂いしかしなかった、ぼくは永久の砂漠を彷徨っている気にもなり、白っぽい空虚さに脱落した。バスの中は死人のいない葬式だった。或いは全員が死人だった。みんな防護服を厳重に纏い、お互いの顔も分からずにシュコシュコ呼吸するだけで、各々の悲哀のなかに沈殿した。一人だけバスに持ち込んだ、プロレタリア文学を読んでいるものがおり、密かに彼の革命を期待したが何も起こらなかった。みんなぼくのように無力だった。窓を見ると土の暗闇のなかに、微かに自分が反射して映っていたが、防護服を着ていたから、本当にぼくなのかもよく分からなかった。ぼくはぼくをみずぼらしいみみずのように生きていると思った。みみずの目は退化していて、人生をやり過ごす手立てを見つけられずにいたので、畑に迷い込んでやがて死に、ただの肥やしとなってしまい、人間の食う野菜の栄養になってしまうんだろうと考えた。このバスはどうせどこにも辿り着きはしないさ、かと言って、その動きを止めることも出来ないだろう。ぼくはなんだか重苦しい絶望的な気分になってバスの激震に揺すぶられていた。地上では、太陽の元ではみな、お互いが絡み合う摩擦にぴりぴりと神経を痛め、身を捩りながらも、時折それを忘却へと押しやり、愛し合う幸福にむせ返ったりするんでしょう? そしてそれと同じように人を憎んだり傷つけたりしながらも、最後には何事もなかったかのようにいい人生だったと穏やかに死んでゆくんでしょう。うらやましい。うらやましいと心底思った。そんな人間の目に、陥没した人々の姿は映らないだろう。ぼくは誰にも知られず穴のなかで死ぬだろう。ぼくは幸福の多くを知らなかった。青春の輝きも知らなければ、愛も知らなかった。人間の塊の中に晴れがましい期待を持って迎え入れられたこともなかった。あるのは後ろめたさと陥没だけだ。そしてやるせなくバスに揺すぶられた。マスクから跳ね返った自分の呼気が生ぬるく頬に当たった。


 ある日一人の、ぼくのようでぼくではない他人が、突然リストカットし気絶してバスの席から崩れ落ちた。他の者は窓の外をいつものようにずっと見ていた。ぼくはバスが血液まみれになるのも嫌なので、運転士に車内の電気を点けるように言うと、その人を揺すぶり起こした。裂けた防護服から皮膚がのぞき、血の匂いがし、久方ぶりに土ではないものに触れた気がした。
「助けてくれたのはあなたですか?」
 とその人は席に戻ったぼくのところへ来て言った。ぼくは多少困惑しながら、えぇ、と返事した。
「ほんとに、ありがとうございました」
 その人はやけに興奮し、また緊張しているようで声が震えていた。その人は、一度顔を見せてくれませんか、と申し訳なさそうに言った。ぼくは押し迫ってくる他人に怯えつつも、どこか喜ばしく、かと言って臆病なので、あなたが見せてくれるなら、と言った。その人は防護服ごと脱いだ。ぼくも防護服を脱いだ。




 防護服を脱いだぼくと彼女は打ち解けた。彼女はやさしく言って微笑した。
「わたしはあなたよ。あなたはわたしよ」
 ぼく達はバスの座席で身を屈めるようにして隠れてキスした。高まった心臓の鼓動に合わせて、瞼の裏に、久しく見ていなかった太陽のような光が瞬いた。ぼくは生まれて初めて愛を知った気になり、そのぬくもった柔肌に触れた。愛は二人だけの穏やかな陥没だった。彼女の心地よく柔和な香りの充満は、穴の内部を美しく繊細に照らした。ぼくの人生においての唯一の救いは、ここだと思った。ここさえあればなにもいらず、ここを起点にしてぼくの土のように湿りザラついた人生は、全く別のものに作り変えられたのを知った。
「いつか死んでしまうなんて悲しいわ」
 と彼女は言った。ぼく達は隣同士で座り、手を繋いでバスに連れ去られていた。この、どこに行くのかも分からないバスの、不安な横揺れを、ぼく達はやり過ごした。


 彼女との日々は、何年続いたか分からなかった。恐らく長く続いたことだろう。結局終わってしまったが。
 ぼく達は確かに愛し合っていた。お互いの、地上に対するどこか後ろめたい感情が、二人を結び付けていたに違いなかった。しかし稀に彼女は、ほんとに自分はこのままでいいのか、と現状の不安を訴えることがあった。ぼくはその都度、大丈夫だ、と根拠もなく言って彼女に目隠しを施し、心地よい穴に二人で身を投げた。ぼくはきっと情けない道連れを欲していた。しかしそのような愛でもぼくにとっては輝かしいものだった。ぼく達は確かに愛し合っていた。おそらくは。
 相変わらずバスは縦横無尽に地中を走り、ぼくと彼女以外の者たちは防護服で表情を隠して何も見えない窓ばかりに顔を向けていた。走行中、一段と大きな振動があると、その者たちは糸で繋がっているかのように一斉に同じ方向に体を傾け、元の体勢に戻るのをひたすら繰り返した。
 ただ一度だけ、車内に突然チャイムの音が鳴り響いて、バスが急停止したことがあった。一人の防護服が静かに立ち上がり、ぼくの方を見て言った。
「結構いい大学受かったんで、ぼくはお先に」
 そして黄ばんだ防護服をもぞもぞと脱ぐと床に捨て、マスクを外すと、ぼくの顔が現れた。ぼくである彼は空中に浮かび、ゆっくりと上へ昇った。すぐに音もなくバスの天井を抜け消えて行った。ぼくと彼女はその一連の出来事を、訳も分からずただ見ていた。


 その出来事を目撃してからの、彼女の異変にぼくはすぐに気付いていた。妙に思い悩んでいるような時や、よそよそしい時が増えたのだった。彼女の思うところは、なんとなく分かっていた。そしてそれが肥大し抑え難いものになっていることも分かっていた。そう思うのは仕方のないことで、ぼくもまたそのように思いながら生きていた。彼女に目隠しをして先延ばしにしていたものが、いま巨大なものとなりぼくの元へと接近していた。彼女によそよそしくされる度に不安がよぎり、ぼくは打ちひしがれた。その原因について問うこともできずにいた。ぼくは明確な変化を知るのが恐ろしかった。何も突き付けられたくなかった。そんな時ぼくはいつも、お前は臆病な虫みたいなやつだ、とかつて両親に言われたことを思い出した。


 そしてその日が来た。その日のことは長いあいだ非常に鮮明な記憶として残っていた。まず、彼女は訴えるように、だがはっきりした口調で言った。
「もう一緒にはいられないの。ごめんなさい」
 そうか、とぼくは返事した。予想していたことだった。だが茫然とした。どうしてだい、とぼくは声を絞り出した。彼女はぼくが自分を引き止めるのかと思ったのか、少し気まずそうな、また嫌そうな顔をして押し離すように言った。
「結婚することにしたの。彼はお金も余裕もある。わたしとは住む世界が違う人だと思ったけどほんとに愛してしまったし、なにより私は色んな人がいる上へ行きたいの」
 その話を聞き、ぼくはもはや、どうやってもどうすることも出来ないのを深く悟った。彼女はぼくが思うよりも更にぼくから背を向け遠ざかっていた。打つ手はなかった。バスは大きく傾き、揺れた。雪崩れのように土が掘られ、えぐられてゆく音が強くなった。
「上ではちゃんとした生活とちゃんとした仕事をするわ。大変なこともたくさんあるだろうけど」
 彼女は言った。そして懇願するように続けた。
「それでもあなたのことも大事に思う。ごめんなさい。最後のお願いを聞いてくれる?」
 ぼくは終わってしまったんだ、とただ思った。まだ十分に痛感しきれない悲しみの代わりに、無力感と惨めさが波のように身に迫った。ぼくは彼女の最後の願いを聞き入れて、横たわった彼女の首に、恐る恐るゆっくり両手をあてがうと、思い切って力を加えて締め上げた。彼女の細い首が熱い血のうめきで脈打つのが、手のひらに伝わった。締め上げた喉の隙間から僅かに彼女の声が漏れて響いた。知らずに流していた涙が彼女の頬に落ちて、少し染み込みながら流れた。片手でぼくの涙をぬぐった彼女の目からも涙が流れた。それは首を絞められている苦しみからなのか、悲しみからなのか分からなかったが、急に別れが現実的な鋭さを持ち突き刺さり、ぼくは尚一層首をきつく締め上げ体重を乗せた。バスが耐え難い程の唸り声をあげて、下へ下へと土のなかへ落ち続けていた。車内ではバスのチャイムが忙しなく叫び続け、その背後ではセレナーデが水のように透き通って流れていた。
 バスも音楽も全ての動きが一斉に停止した時、彼女も動かないシリコン人形のようになった。
 彼女は横たわったまま、召されるようにゆっくりと浮かび上がった。彼女の香りが霞み消え、土の匂いに変わった。そして彼女は天井を抜け地上を目指した。
 ぼくは彼女を殺して見送った。ぼくの元からもう彼女はいなくなった。また防護服を着た。


 バスに乗ってから十五年以上経っていた。バスは変わらず地中にいた。
 彼女を求めることも、思い出すことも、今ではもうほとんどなくなっていた。いつかの遠い日に打ち捨てられた、彼女の無意味な亡骸があるだけのような気がし、本当に彼女との日々があったのかと思う時すらある。ぼくが今、何歳なのかも、どういうことをし、どういうことを思って生きていたのかも、もうほとんど分からなくなっていた。全てがただ諦められ流れ去っていった。
 あれだけいた防護服が今では、ぼくともう一人だけになっていた。就職が出来たやら、気の合う友人が複数できたやらで、彼らは地上へ昇って行った。ぼくは彼らをそれとなく見送った。何かを求めることもなければ、思い悩むことももうなかった。満たされてもいないが渇いてもいなかった。セレナーデを聞きながら、ぼくは一人でゆるやかに終わってゆくのだと思った。しかし、それはぼくだけではないのだ。バスの中も地上も、そう大した違いはない。
 車内のチャイムが鳴り、バスが停車した。最後の者がゆっくりと立ち上がり、防護服を脱いでぼくの方を見た。あれは二十歳頃の自分だろうか、とぼくはおぼろげな記憶に微かに手を触れてみた。そのような歳があったな、と思った。彼はぼくの方をじっと見つめ、何か言いたげだが喉に言葉が詰まっている様子で、拳を握って身を震わせていた。そうして大きく息を一度吸い込むと、自分の溢れる熱情を必死に押さえつけたような、低くゆっくりした口調で、
「ぼくはこれから先何があっても、あなたのようにはなりたくないです」
 とはっきり言った。ぼくはぼんやりと、あぁ、と答えた。彼は地上へと消えていった。
 バスにはぼくと運転手しかいなくなった。運転手も本当にいるかは分からない。防護服の抜け殻とぼくだけかも知れなかった。だからといって何もなかった。
 やがて、停車していたバスは、いつものように変わらない土の中で、揺れ始めた。

こむ
2016年04月13日(水) 09時46分15秒 公開
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No.8  こむ  評価:0点  ■2016-08-28 01:08  ID:n5pPeg9O82.
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久佐之さん
感想ありがとうございます。返事遅れてしまって申し訳ありません。素直に、忘れていました。悪い癖です。すみません。
ヒュウガウイルス、丁度よみたいなぁと、思っていたところです。綺麗な水とシューベルトに関しては、なんとなく出してみたのですが、確かにもっと何か書いた方がよかったかな、と思いました。
感想ありがとうございました。
No.7  久佐之 貼留  評価:50点  ■2016-07-27 03:00  ID:slaAr7/x2nc
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面白かったです。
昔、村上龍さんが「ヒュウガウィルス」で地下世界を小説にしてましたけど、日本人があんなにストイックに生きられるはずがないよなぁって思ってましたので、こむさんの描く地下世界がよりリアルに感じられました。
「昼食に綺麗な水とシューベルトの楽曲」というのが、なかなかニクイ仕掛けだと思ったのですが、セレナーデが流れることへの地下住民たちの受け止め方、というか、なぜそれが必要なのか、がいまいちよくわからなかったので、そこがわかれば、この物語にもっともっと感情移入できるように思いました。
No.6  こむ  評価:0点  ■2016-07-23 23:13  ID:te6yfYFg2XA
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ムーさん
感想有難うございます。
面白く読んでいただいたなんて…!と、思います。嬉しいです。ラストは書き進めながら、これどうやって終わらせよう、と思って、まぁこんな感じがいい!と書いたので、好きと言っていただき、よかったです。
感想大変励みになりました。しかし結構文章の粗っぽさが目立つと自分で思うので、次はもっと、こう、いい感じに書きたいと思います。
ありがとうございました。
No.5  ムー  評価:50点  ■2016-07-17 19:59  ID:OHUVejo.1WQ
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非常に面白く読ませて頂きました。
主人公の置かれている状況や心情などを現す暗喩がとても巧みで、短い話ながら世界観にどっぷり浸かることが出来ました。抽象的ながらも読み取りやすい文章のおかげで、読み返す度に様々な解釈を楽しめる話になっていると思います。
陥没者から上へ向かおうとする者、諦めてしまっていつまでもそこにいる者の対比を見せたラストも、終始淡々とした雰囲気で続いていたこの文章の締めとしては合っているように思えて私は好きです。
No.4  こむ  評価:--点  ■2016-04-17 22:32  ID:/dxzQ0Wmf36
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感想ありがとうございます。感想いただいて逆に気付かされる部分が多かったです。
おもしろいと思っていただいて嬉しいです。励みになります。
確かに、アドレナリンほしいですね。へらへらしながらスマホでネットしてたら一日終わってしまう時がよくあります。なんとかしなきゃと思います。
No.3  うんこ太郎  評価:50点  ■2016-04-17 19:33  ID:BymBLCyvz/o
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おもしろいです。スマートデバイス世代の若者はここまで孤独なのかと思いました。
孤独を肯定しつつも、あと一握りの勇気で乗り越えられるかもしれない壁の前で、へらへらして立ち向かわないことに、最後は痛烈な意思を向けていますね。
どのような行動をするか、どう生きていくか、選ぶのは当事者。
そういう生物的な原則が、伝わりにくい世の中になっているのかもと考えました。
誰のせいで陥没したわけではないのだから。
陥没者をヘリに連れ込んで、空から無理矢理ダイブさせて、アドレナリンだして欲しいね。
生きるってシンプルのはず。
No.2  こむ  評価:--点  ■2016-04-14 18:07  ID:/dxzQ0Wmf36
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感想ありがとうございます。
語彙とか増えてますか?よかったです。
ラストらへん、そうですね。なんか後半飽きてわりと投げた感じが自分でもするので、色々がんばります
No.1  昼野陽平  評価:30点  ■2016-04-14 17:19  ID:uQhiKmCHatg
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読ませていただきました。
面白いアイデアだなと思いました。文章の表現にも光るところがあったと思います。
語彙もいぜんより増えてるように思います。
僕も主人公と同じくいつまでも地下バスでヘラヘラしてるタイプだなとか思いました。
ただ、ラストらへんにもうちょっとなにかあるといいかなと。
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