水着泥棒と雪女 |
「あれ? ……無い!」 ――昼休みが明けようかという頃、教室にやや低めの声が響いた。声の主は、米子――分厚いレンズの眼鏡を掛け、体重は三ケタあるのではないかと噂されている――だ。 次の水泳の授業に向け、プールに移動しようとしていた生徒たちの足が止まる。 「ちょっと、私の水着が無いんだけど!」 米子が衝撃の言葉を放つ。 「おい、マジかよ」 教室は一瞬にして、ざわめきと嘲笑に包まれた。 一際大きい声で、クラスのムードメーカー的存在の敏也が呼び掛ける。 「早く豚の水着返してやれよ!」 米子が素早くそれに答える。 「豚じゃねーよ」 そこに、先生が現れた。 「みんな、何やってんだ? プールに行くぞー」 「先生、豚の水着が無いんです!」 敏也が面白おかしく先生に報告した。 「何? 水着が無いって……本当か、米子?」 「……あ、はい」 水着が無いことよりも、 「みんな、冷静になれ! こういう時こそ、冷静にならないとダメだ」 揺るぎない正義感を持って、先生が教室の空気を落ち着かせる。 「水着が無いことは確かだ。でも、どこかに落としたのかもしれない。盗られたとは、まだ決まってないだろ? 人を疑うのは良くないぞ」 先生の目は、真摯そのものだった。 「考えてもみろ……大体、豚の水着なんか、誰が欲しがるっていうんだ!」 うんうんと納得する生徒たち。しくしく泣き出す米子。 黙っていた学級委員の真由が、思わず立ち上がって先生に異を唱えた。 「先生、それは違うと思います!」 目つきが鋭くなる先生。救いの声に、顔を上げる米子。 「世の中には、マニアっていうのが居るもんです。いくら豚でも、需要はあると思います」 「なるほど!」 感銘を受ける先生。泣きながら教室を飛び出す米子。 至高の討論を終え、先生は結論を述べた。 「先生は最初、豚が単に水着を無くしたと思っていました。事故だと思っていました。しかし、それは大きな勘違いでした……これは、事件です。そう、誰かが豚の水着を盗んだんです!」 教室に緊張が走る。 「そして、この中にマニアが居ます!」 マニアという言葉が犯人だったら、これはもう立派な推理ドラマのワンシーンだ。だが、被害者が米子だとすれば、先生は名探偵どころか、まぎれもなく加害者の一人だ。 「先生の仮説が正しければ、マニアは豚の水着を大事に持っているはず……今から持ち物検査をします!」 ――たった数分前、人を疑うのは良くないと語った人間とは思えない台詞だった。 一人ひとり持ち物検査が進んだが、豚の水着は一向に出てこない――。 「次は……剛か」 「先生、ちょっと待って下さい。プライバシーの侵害です」 剛は頑なに検査を拒んだ。 「剛、このクラスはみんな家族みたいなもんだ。家族にプライバシーは無いだろ?」 「部屋のドアに鍵があれば、携帯電話にもロックする時代です」 「携帯電話は家族割の時代だ。剛の心の鍵は、先生が持っているんだよ。さあ、心を開いてごらん」 優しい口調でそう言いながら、力ずくで剛のカバンを奪おうとする先生。 「わかりました! じゃあ、僕を最後にして下さい。必ず見せるんで」 「よし、先生もショートケーキのイチゴは最後に食べる主義だ。剛は最後に取っておいてやろう」 剛はホッと一息ついた。 一通り持ち物検査が済んだが、依然豚の水着は出てこない――。 「約束通り、最後に見せてもらうぞ」 そう言って、先生は剛のカバンを開けた。剛は無抵抗だが、その表情は暗い。 「ん?」 先生は何かを見つけ、カバンから取り出した――豚の水着だ。 「あった! あったぞ!」 先生は得意気に、豚の水着を天に掲げた。まるで、なでしこジャパンの優勝シーンだ。先生の後方には、金の紙吹雪が舞っているようだ。 「うわ、やべー」 「なんで豚の水着が欲しいんだよ」 「剛、悪趣味だな」 一気に騒然となる教室。 そこに、米子が戻ってきた。 「悪趣味じゃねーよ、王道だわ」 非難の声の中で、一人自分を擁護する米子。 「よし、みんなプールに移動しろ! ……良かったな、米子」 そう言って、米子に水着を返す先生。それを受け取った米子は、お返しとばかりに平手打ちを思いっ切り先生に見舞った。 「おい、叩くなら先生じゃなくて剛だろー」 この先生はおそらく、包丁で刺されても、へこたれないだろう。 グッと歯を食いしばり、教室に一人残った剛に先生は気が付いた。真剣な表情をして、先生は剛に言った。 「おい、剛。なんで、豚の水着を盗ったんだ?」 「いえ、それは……」 剛の声をすぐさま遮って、先生は続けた。 「悪いことは言わない……豚に気があるのなら、お前の美的感覚を疑った方がいいぞ」 そう言い残して、先生はプールへと向かっていった。 カタン! ――木製の机にシャーペンが倒れ込んで、乾いた音が教室に響いた。剛は、自らの右手が放ったその音で、居眠りから目を覚ました。机の上には剛の口からこぼれた水溜りができ、剛の目の前には先生が立っていた。 「おはよう、剛君。悪い夢でも見てたのかな?」 悪い夢――決して外れてはいなかったが、今は夢よりも現実が問題だと剛は思った。 「あ、すいません」 「すいませんは、このマッキーにでも言えばいいんじゃないかな。左手がもげて、痛そうだよ」 シャーペンの持ち手側の先端には、ネズミのマスコットが付いていた。先生はそれで教室の笑いを取ろうとしたが、その試みは失敗に終わったようだ。左手を失ったマッキーだけが、皮肉な笑みを浮かべている。 「気を付けます」 剛はそう言って沈んだが、居眠りのことよりも、お気に入りのマッキーが壊れてしまったことがショックだった。 しかし、今は落ち込んでいる暇は無い。何かをしなければ――様々な手段が頭をよぎるが、どれも欠点が浮かぶ。やるなら、思い切ったことをしなければ――自分が抱えるリスクなど、最悪の事態に比べれば小さなものだ。夏の日差しを反射して、ゆらゆらと揺れるプールの水面を窓から眺めながら、剛は決心した。 キーン、コーン、カーン、コーン――昼休みを告げるチャイムが、剛の犯行を促す。 先生がプールに着くと、プールを取り巻く生徒たちの様子がおかしいことに気付いた――みんな、プールを見ながら凍り付いている。 「おい、どうした?」 真剣な顔など似合わない敏也が、その声に答える。 「先生、これ……」 指差したプールは、生徒たちの姿を真似ているようだった――プール一面、 「なんだ、これは!?」 驚く先生の後ろには、ついてきた剛の姿があった。 「良かった、助かった」 そう漏らす剛に、先生が反応する。 「ん? 何言ってんだ?」 「実はつい先ほど、プールが一瞬にして凍ったんです」 剛の言葉を、先生は信用できない。 「豚の水着を盗むあたりからして、お前は正常とは言いがたいな」 平気で生徒をけなす先生。 「豚じゃねーし、むしろセンスいいわ」 段々打たれ強くなってきた米子。 構わず、剛は続けた。 「僕はどういうわけか、小さい頃から未来予知夢……いわゆる正夢を見るんです。そして、今日の居眠りをした午前の授業で、プールが凍る夢を見たんです」 「え、どういうことなの、剛くん?」 自分に気があると思っている米子は、剛に好意的だ。 「午後一時半くらいに、プールが一瞬にして凍る夢を見たんです。一時半は授業中です、その時プールに浸かっていたら、多くの死者が出てしまいます」 「はっ! だから、プールに入る時間を遅らせる為に、剛くんはわざと水着を盗ったのね!」 米子の顔は悪いが、頭は良いようだ。 「水着泥棒の罪を逃れたい言いがかりだろ。大体、プールが一瞬で凍るはずないだろ。」 先生は、剛の意見を全く受け付けない。 「このクソ暑い真夏に、どうやってプールを一瞬で凍らせることができるんだ?」 「雪女です」 剛は平然と言い放った。とんちんかんな先生も、これには乗ってこない。 「雪女! ……ハハハ、季節外れの雪女ねー」 「先生、雪女が冬に現れるというのは先入観です。大体、雪女を見たことがあるんですか?」 わけのわからない主張に、先生の堪忍袋の緒が遂に切れた。 「どうせ、朝から何かしらで凍ってたんだろ? それ以外、物理的にあり得ない! 雪女が居たっていうんなら、証明してみろ!」 剛は黙ってプールの底を指差した。 「ん?」 その方向に何かあると気付いた先生は、目を凝らした。そして、それが示す事実を把握する。 「あ、あれは……」 シャーペンの先端に付いた、左手の無いマッキーが、皮肉な笑みを浮かべていた。 |
桜井隆弘
2012年05月03日(木) 00時09分27秒 公開 ■この作品の著作権は桜井隆弘さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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No.8 桜井隆弘 評価:0点 ■2012-05-20 22:33 ID:r5re8e7N0J. | |||||
皆さん、返事が遅くなりまして申し訳ございません。 こんなにたくさんの方から感想いただいたのは、初めてです……多分。 >ぢみへんさん 台詞の掛け合いは、独り善がりかなという心配もあったのですが、おそらくぢみへんさんと感性が似てるんでしょうね(笑) ドラえもんとは、おこがまし過ぎます。 ゴールデンで放送したら、苦情殺到必至です。 >Physさん お久しぶりですね。 僕ごときでお腹が痛くなるようでは、仕事に追われて運動不足とみました。 ……そうですね、脚本的で、それが好きなのかもしれません。 現に画像付けたり、なんなら音楽も流したいくらいですし(笑) ただし邪道なので、Physさんには王道を突き進んでいただきたいです。 身体的特徴をけなすのは王道ですね。 というか、手っ取り早いだけですが……。 米子が可哀想になってしまったら、作品として成立しなくなるので、同情は禁物ですよ(笑) Physさんにスーツいじりされるとは(笑) 同窓会では何が起こるか、わかりませんね。 「誰だ? あのスラッとした人……」 そんなスーツの似合う女性がいたら、それはきっと、あなたの近くの「米子さん」でしょう。 >月子さん 美人さんのを盗んでしまったら、先生の態度は豹変します。 先生は本気の探偵を気取って、剛をパトカーにぶち込むことでしょう(笑) 米子さんは同窓会でみんなを見返します。 女性は二択でもないですよ、何の変哲も無い女性もいますよ(笑) 豚さんみたいに出荷されないように気を付けてくださいね。 豚の部首のように「月」は、「にくづき」って言いますしね! 僕は鶏さんみたいに出荷されないように気を付けます。 >STAYFREEさん 初めまして。 はは、ピカルコンビですか。 文章力は全然無いです……台詞で強引に持ってった感じでしょうか。 STAYFREEさんも、是非コメディ書いてみてください。 >楠山歳幸さん 一時間で書いたと知って驚いたのであれば、何時間書けてもこれ以上クオリティが上がらない僕のスキルを知って、驚いてください……。 ふんどしが似合いそう、という感性が僕にはまずありません(笑) DB専って言葉があるくらいなんで、需要は僕もあると思います。 楠山歳幸さんに初めて感想つけたのは僕でしたか! それは光栄ですが、恐縮でもありますね……。 取り合えず、「楠山歳幸は僕が育てた」ということにしておきます(笑) >相馬さん お久しぶりです。 そうですね、その時間軸のあたりご指摘いただいて、事件が先の方が引き込む力が強くて面白いかなと思ったので。 マッキー……何かしら、自分の世界観を作るのもアリかなと。 それでクスッとしてくれる方がいたら、僕も嬉しいので。 うーん、ご指摘は痛いところですね! 現実に起きなければ、正夢とは呼べないですからね。 自然現象(?)は必然ですが、人為はそうではない、という都合のいい解釈ですね……。 そのあたりを、他の出来事を書き込んで説明できれば、もう少し理解が得られたのでしょうが、僕の甘さですね。 >都築佐織さん 台詞が陳腐過ぎて、小説と読んでいいのか怪しいですが……。 コメディの中にもある程度シリアスさを持たせたかったので、〆かたを褒めていただけて嬉しいです。 皆さん、ご感想ありがとうございました! |
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No.7 都築佐織 評価:30点 ■2012-05-18 12:33 ID:NKqqyul5B/g | |||||
初めまして、読ませていただきました 台詞の流れが自然で、コントを見ているようでとても面白かったです。 読んでいてすっと物語に入り込める、素直に楽しく読むことができるお話だと思いました。 また、〆かたも余韻をひいてよかったと思います。 また、作品を読ませていただきたいと思いました! |
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No.6 相馬 評価:40点 ■2012-05-15 05:45 ID:3jacjV9Co1I | |||||
拝読しました。 お久しぶりですね。投稿された日に読んでいたのに、忙殺の毎日に感想も出せなかった私。実はこの作品を呼んだ後に『一時間三語』の方も呼んできました。 三語では時間も流れがストレートに進行してましたね。こちらでは読ませる為に、最初に事件が起きてしまう。 マッキー好きですね、以前の作品にも登場されていました。そのイメージがある所為か、そんなシャーペンを持っている剛は米子の水着を盗む前からかなりのマニアックものではないのかと……勝手な推測をしてしまいます。 さて、超能力大好きの私としては、些かいただけない問題点が。 プールが凍る予知夢を見た剛。しかしそのプールには生徒達が入っていたのでしょうか。誰も入っていないプールが凍り付いていたのなら、誰も死ぬことのない夢を見ていたのなら、剛の犯行は意味を持たなくなります。プールが凍り付いてたくさんの生徒が死んだ夢を見たのなら、剛が犯行に及んだところで、生徒達はやっぱり死んでいたんだと思います。 瑣末な突っ込みです、気になさらずに。 全体の構成や作品の世界に引き込ませる力は凄いと思います。次回作も(勝手に)期待しています。頑張って下さい。 |
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No.5 楠山歳幸 評価:30点 ■2012-05-13 21:54 ID:3.rK8dssdKA | |||||
読ませていただきました。 面白かったです。思わず笑ってしまいました。突き抜けるような痛快な会話と米子氏のキャラ、変な言い方で恐縮ですが、シャープな構成、あの一時間三語で書かれたと読んで驚きました。ところで、女性ってBTというワードに敏感なんですね。私事で恐縮ですが、昔細身のふんどしが似合いそうなかっこいいお兄さんが「わしな、BTでないとあかんねん」と言ってました。なのでそこのアナタ、需要はあります。あると思います。あったらいいですね。 失礼しました。 ちなみに僕が初めて感想をいただいたのが桜井さんでした。すごく嬉しかったです。ありがとうございました。 |
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No.4 STAYFREE 評価:30点 ■2012-05-07 11:47 ID:WuyK48XezV6 | |||||
初めまして、読ませていただきました。面白かったです。 米子さんは完全に渡辺直美を想像しました。そして先生はノブコブの吉村でしょうか。 僕はコメディは書いたことはないのですが、しっかりとした文章力があるからこそ、笑いが取れるというのを痛感しました。 |
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No.3 月子 評価:30点 ■2012-05-06 22:23 ID:1jnboxXQj5w | |||||
くすりと笑いを誘われました。 先生も米子さんも剛くんもみんな良いキャラしてますね。 同じ女としては米子さんに対しての台詞が 自分のことを言われているのではないかとびくびくしました。 豚さん一歩手前(ということにしておいてください)の私としては とても耳が痛かったです。 剛くんの美的感覚はたしかに疑いものでしょう。 まん丸な女の子の水着なんてよっぽどのマニアじゃないと欲しくない、 皆を救うためだったとはいえ、米子さんを選んだあたりがさすがですね。 美人さんのを盗んでしまったらクラスでは生きていけないでしょうし笑 米子さんはきっとこれからとっても綺麗になると思います。 あ、でも、女性は常に二択なのでどうなのかな・・・・・・。 もういいもん!と開き直らずに綺麗になってほしいなぁと思います。 スーツが似合うとっても素敵な桜井さんの作品を楽しみにしています。 失礼しました。 |
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No.2 Phys 評価:40点 ■2012-05-06 20:54 ID:eKNLcJv0NWo | |||||
拝読しました。 お久しぶりです。新作楽しく読ませていただきました。それにしても桜井さんの コメディセンス、磨きがかかっていますね。ところどころ笑いすぎてお腹が痛く なりました。 >「携帯電話は家族割の時代だ。剛の心の鍵は、先生が持っているんだよ。さあ、心を開いてごらん」 >優しい口調でそう言いながら、力ずくで剛のカバンを奪おうとする先生。 ここでかなり笑いました。定番をしっかり押さえているなあ、テレビを見てる みたいで楽しいなあ、と思いました。桜井さんの作劇方法はどちらかというと 脚本的(映像的)なので、小説というよりテレビの筋書きみたいに読めるのが 好きだったりします。見習いたいです。 しかししかし。 >「考えてもみろ……大体、豚の水着なんか、誰が欲しがるっていうんだ!」 うんうんと納得する生徒たち。しくしく泣き出す米子。 これはいくらなんでもひどいです。笑 まあ、他人の身体的特徴をけなすのは 王道なのかもしれないですね。意外と話の流れ的に可哀想じゃなくて、むしろ 開き直っている米子さんが痛快で面白かったです。私も甘いものが好きなので 豚さんにならないように気を付けねばなりません。親が痩せてるから大丈夫、 と高をくくっていますが……。汗 ところで、米子さんは聡明とのことですから、あとあと身の毛もよだつような 恐ろしい方法で先生に復讐を果たすことでしょう。女性はいつ誰に何を言われた ということをしっかり覚えているものなので、同窓会があったときに、なにを されるか分かりません。帰り道には気をつけてください。細身でスーツの似合う 桜井先生……。笑 また、読ませてください。 |
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No.1 ぢみへん 評価:30点 ■2012-05-03 15:19 ID:lwDsoEvkisA | |||||
台詞の掛け合い面白かったです。なんというか、ドラえもんを見ているみたいで… ジャイアン「のび太のくせに生意気だぁ」 ドラ「いくらホントのことでもあんまりだ!」 みたいな。 細かいことは気にせず、娯楽として読むのにとても適している作品で、長すぎず短すぎもせず、良かったと思います。 |
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