床夏怪奇譚(とこなつかいきたん)
 朝起きた。うん。
 今は布団の上に腰を下ろした状態。勿論目は覚めきっていない。
 正直もう一回眠りたい、が、却下。
 今日も楽しい夏休みの真っ最中で、時間を無駄に床(とこ)で過ごしたくないのだ。わかってくれるだろうか?
 そこでこくりと素直に頷いてくれたあなたは某タヌキと見紛う猫型ロボットのガキ大将並みの心の友。頷いてくれなかったあなたもまあ友達。ああ心の友よぉ。
 大体皆夏休みは惰眠(だみん)を貪(むさぼ)って過ごすべきだと思っていると推測する。そう…三日前までの私もそうだった。
 しかし。
 おとついと昨日と今日と、明日明後日はちょっと事情が違う。
 素直におとついからの五日間と言えというコメントは全てシャットアウトする。なぜならもう三日過ぎ去っているから。
 あと実質二日をおとついからの五日間と表記するのは私のポリシーに反する。それが正しかろうと何だろうと、反するものは反する。しょうがないではないか。昨日までと今日からは似ているようで全く相反する別物なのだ。うん。我ながら良い事言った。

 はてさて。事情というものを説明していなかった。
 自分でも寝起きが悪いと自負する私をここまで早起き(七時半)させる理由、それは…。
 ‘家族の旅行そしてそれに伴う一時的な一人暮らし’である。
 私は一人っ子なので家族といっても両親しか他にこの家に住んでいる肉親はいないのだが、どこかの商店街でくじ運の強い父がさっくり一等四泊五日グアム旅行ペアチケットを気軽に当ててくれたものだからさあ大変。といってもお池にはまってドジョウが出てきたわけではなくて。
 母は長い間使っていないスーツケースを引きずり出してくるわ父はタッパーまで持ち出してくるわ(どうやら現地の食べ物を詰めてくるつもりだったようだが勿論腐るので止めさせた)私は読書感想文が終わらないと喚(わめ)くわで家の中はまるで冬眠前の熊が蜂蜜を賭けてバトルロイヤルを繰り広げたような状態に陥った。
 が、一旦両親を送り出してからは、私はグアムより楽園な日々を満喫することになったのだ(含み笑い)。説明終了。
 勿論箱入り娘、性格はぐうたらな私が自炊スキルなんて持ち合わせているはずは無い。もし持っていたらそいつは私の偽者だ今すぐとっ捕まえて警察に突き出したまえ諸君。
 まあそういう自慢にもならない(むしろ自慢にしてはいけない)自慢をしてみるも、フタを開ければそんな私の性格を至極承知な両親が旅行の間だけとインスタント食品を買い込んできているというこの楽園。ああバカンス。
 さて、頭もそろそろ冴えて来た。
 着替える前にまずは朝食だろうお腹が減って力が出ない(某愛と勇気だけが友達のアンパンの台詞のパクリ)。
 私は激しく自己主張している空きっ腹を抱えて、ダイニングのある階下へと階段を降りていった。

 ダイニングにて。
 私はふむ、と首を傾げた。
 いや、朝食のパンが無いのではなくて、ダイニングに等身大の鏡があっただろうか、ということについて思考していたのである。
 先に断っておくが、私の家(正確には私の両親の家)はそこらにあるような建売式の一軒家である。ローンは残り二十八年。某おバカな永遠の五歳児の家よりはまだ四年少ないが、払い終える頃には私はもう立派な大人だ。
 話が逸れたが何が言いたいかというと、断じてここはフランスのルイ16世などが建てた城のような家ではない、ということだ。だからダイニングに鏡など勿論無い。絶対に。
 では何故こんな所ににっこりと笑顔で正座して私と対面している私がいるのだろうか。……いや、これは鏡ではありえない現象なのだ。鏡なら私と同じ動きを映さなければならないのだが、私は正座などしていない。大体私は服に着替えていない。そもそも笑顔でもない。恐らく驚愕的な表情をしているだろう。
 さてはこれ、幻覚か蜃気楼か。後者は気候条件下から難しいだろうから、前者だろう。きっとお腹が減りすぎているのだきっと。
「お初にお目にかかります、この度(たび)あなた様の身体に憑依させて頂きました幽霊の譲(ゆずり)と申します」
 私はそう言うと、よく出来たどこかの嫁みたいに正座のまま手を前につき、一分の隙も無くすっと頭を下げた。
 ダメだ本格的にダメだ幻聴まで聞こえてきた。
「これは幻聴これは幻聴……」
「幻聴ではございません。全てはあなた様が現実に体験していることでございます」
 馬鹿丁寧な言葉遣いでその譲とやらはにこりと笑った。
「あー……もう無理だお腹が空きすぎて……」
 血糖値不足で目の前が真っ青に染まってきた。
 そのままくず折れるように私は私にもたれかかるように倒れた。朝からこんな難しいことばかり考えるからだろう。
「うわわ……だ、大丈夫ですかっ?!」
 倒れ際にそんな声が聞こえた気がした。
 声までまるで私だな。そんな思考が頭をよぎった。

「……あ、目を覚まされましたか」
 起き掛けにそう声をかけられた。
 夢を見ていたのか……と体を起こそうとして、おでこに何かが乗っていることに気付いた。これは―濡れタオル?
 そういえば私は今一人暮らしなのではなかったか?
「大丈夫でございますか?いきなりお倒れになったので私はあなた様のことが心配で心配で…」
「……ゆ……幽霊……?!」
 嘘、夢じゃなかった?!
「はい。しかし私のことはどうぞ譲とお呼び下さい。この身体はあなた様からの借り物なのですから」
 布団を被らされて寝かされている状態なので、私は動くに動けない。
「……じゃあ、譲」
「何でございましょう?」
「何で、私の格好してるの?」
「それはあなた様があまりにも依代(よりしろ)として優れていたからでございます」
「意味がわからない」
 額に濡れタオルをのせたまま、ふるふると首を振ってみる。大体依代って何?
「依代とは、私達幽霊の様な精神体、霊的エネルギーの受け皿となる物質のことです」
「……何で私の考えてること分かったの?」
 私が譲にそう訊ねると、譲は私ににこりと笑いかけると言った。
「依代で、分身体ですから。本体のあなた様が考えていることは大体理解できます」
「それって……プライバシーの侵害じゃ……」
「ぷらいばしー、とは何でございましょう?」
 笑顔のまま、譲は私にそう問い直した。
 そうか。譲はこう見えても幽霊、過去に死んだ人なのだ。プライバシーなんて言葉知っていなくて当たり前か。
「プライバシーっていうのは……個人情報?私が秘密にしたいことまで、勝手に知っちゃうのは嫌だからやめて欲しいなっていうこと」
「成程。では以後気をつけます」
「あと……何で敬語なの?」
「あなた様は私の身体の本体だからでございます。私は自分の主人にまで同等の言葉遣いができるほど大きな器ではございません」
「そっか。……あと、私はもう大丈夫だから起きてもいい?」
「ええ、どうぞ」
譲の言葉通り、起き上がる。
「……お腹減ったな」
「作ってまいりましょうか?」
「……大丈夫、インスタントの味噌汁があったはず……」
 その時、どたどたと騒々しい足音が階下から聞こえてきた。
 その足音は歩調を緩める気配を見せずそのまま階段を駆け上がり……

 バンッ!!!

 勢いよく私の部屋の扉を開けた。
「始めましてボクのご主人様っ!!」
 そしてその足音の主は謎ワードを叫んだ。大声で。
 ボクとは言っているものの、その姿は正真正銘の女の子である。
 そして、また私にそっくり。というか私そのもの。
「……あなたはどちら様でございましょうか?」
「ボクはご主人様……早咲(はやざき)愛菜(あいな)様の落ちこぼれドッペルゲンガー、アイナです!以後お見知りおきをっ!」
「は?」
 また訳の分からないやつが来た。
「……ってどっちがご主人様ですか。さてはご主人様双子だったな?!読者もびっくりのまさか設定っ!」
「何が読者だよ」
 私の名前を叫んだそいつ――アイナは、盛大に謎を吐きながら私たちのところに歩いてきた。
「困ったどっちが自分の仕えるご主人様なのかわからなくなってしまったぞ?」
 こっちが困った。横を見ると譲も不思議な顔をしている。
「……って、ドッペルゲンガーってそれに会った本人は死ぬって噂の?!」
「あ、それはボクには適用されないのでご安心くださーい」
「へ?」
「なぜならボクは落ちこぼれだから。大体ドッペルゲンガーってご主人様と正反対じゃないとダメなのに、ボクはご主人様と全く細胞単位で一緒。さらにボクにはご主人様に会ってもご主人様を殺す機能が備わってないの。だからドッペルゲンガーの先輩からものすごく怒られちゃった。で、追い出されたのでご主人様の所にお邪魔しようかと……」
「私はその精神、気に入りません。ご主人様には心から奉仕するべきです」
うん。横にいる譲もどうかと思うが、ご主人様って呼び方感染(うつ)ってるぞ。
「あ、そっちがご主人様だったんだ」
 今気付いたように、アイナ。まあこれなら落ちこぼれってのも分かるかな?
 でも今この光景を傍で見たら面白いことになってるんだろうな。同じ顔三人。
「聞いているのですかアイナとやら」
「うんまあ聞いてるよー」
「何ですかその返事の仕方は」
「まあそんな硬くならずに」
「返事の仕方はきちんとするべきです。大体ご主人様に対して何ですかその口の利き方は」
 だんだん空気が険悪なムードになってきた。面白いなんて言ってる場合じゃないよなこれは。
「あのぉー……」
「何ですか」
「なにー?」
 全く同じタイミングで振り向く二人。怖いったら怖い。
「お腹……減ったんだけど」
「「……あ」」
 二人してマヌケ顔。
 それを見ながら、ズキリと頭に走る鈍い痛み。
 超常現象的なまでに同じ顔が三人もいたらもう幽霊でもドッペルでも信じてやるよあーはいはい。
 ……それはともかく、もしかしたら本格的に頭が痛くなってきたのかもしれない。

「「「いただきま(ー)す」」」
 またダイニングにて。
 私たちは、三人で食卓を囲んでいた。
 結局そうこうしているうちに時刻は既に午前十時。朝食にも昼食にも中途半端な時間になったので、少し量を多めにして朝食兼昼食――要するにブランチ――にした。
 勿論親は四泊五日も留守なので生鮮食品などはどこにも無い。前述の通り自炊スキルの無い私一人だったら落とすか腐らせるかするから。
 インスタント食品等最近の技術を知らない譲は役に立たないので、私とアイナとでそれをフル活用して作ったのだが、肝心の譲からの受けが悪かった。口に合わないというのだ。
 大体幽霊がモノを食べられるのか、という疑問もあるが。どうやら今は実体化しているから大丈夫らしい。
 食べなくとも平気らしいが。
「どっちが残り一人分食べる?」
「ご主人様どうぞ」
「いやいや私太るからアイナどうぞ」
「ボクだって太るんだよー」
「……あの、私……やはり食べたほうが良かったのでは…」
「「無理はしないでいいよ」」
 相手にあげるように見せかけて、実は自分が食べたいという欲望がにじみ出る台詞。だって成長期。
 ドッペルゲンガーに成長期があるのかという謎にはお答えしかねるが。
「いただきっ」
「あ!」
 ドッペルゲンガーに成長期はあるのかと本気で思考するうちに、アイナにひょいぱくと食べられる。
「ごちそーさまでしたー」
「……この恨み、許すまじ……」
「どうしたのご主人様元々恐ろしい顔がさらに怖いよ?」
「元々恐ろしい、は余計じゃっ!」
「……ご、ご主人様抑えてください……」
「離して譲!こいつは一回正してやらないとダメなの!」
 アイナに向かって箸を振りかざしていた私の両腕は、いつの間にか私の後ろにいた譲によってがっちりとホールドされていた。
「じゃ、ボクが片付けるねー」
 せっかくの粛正チャンス、譲のせいで生かせなかった……。

「ヒマですかー?」
「「ヒマですー」」
 部屋に寝転がりながら、二人に質問。
 同じく寝転がりながら、いい返事。
 大体家にじっといても夏休みの宿題以外することが無いのだ。
 そして夏休みの宿題を二人に手伝わせようとしたところ譲は字が読めないほど達筆で、アイナは腹の立つことに私に似て全く役に立たなかった。
 よって宿題は今部屋のすみっこに放ってある。
「あーづーいー……」
「暑いですねぇー……」
「あ……もうボクダメ。ねえエアコンつけていい?」
「……エアコン?」
「扇風機が進化したみたいなやつ……」
「ねぇってばー……」
「……壊れてるの」
「「「……」」」
 一陣の、熱風。
「あーづーいー……」
「暑いですねぇー……」
「……余計に暑いよー……」
 その時私は画期的な暑さ解消法を思いついた。
 がばっと身を起こす。
「……怪談!」
 そして私は二人に向かって叫んだ。
「階段?」
「会談ですかー……?」
 反応は芳しくない。とっても。
「二人とも漢字違う!怪談だよ怪談!オバケオバケ!!」
「「……成程」」
 それを聞いてよっこいしょ、と二人は身を起こした。
 そして徐に各々が動き出す。
 アイナは部屋のカーテンを閉め、譲は雰囲気作りにと懐中電灯を三本持ってくる。
「昔から納涼と言えば怪談ですものね」
「譲も幽霊だけどね」
「さっすがボクのご主人様!いいこと思いつくなあ!」
「あんたにほめられても嬉しくない」
 でもほめられたことで、ほんのりと暖かい気持ちになる。余計暑い。
「セッティング、出来ましたよ」
 譲の声に気が付けば、そこは薄暗くて雰囲気のある怪談会場に。
「じゃあみんな座って」
 相変わらず暑い部屋の中。
 納涼のために、その怪談は始まった。

「で、その女の子は……」
「女の子は……?」
「無事里にたどり着くことができたのでありました。めでたしめでたし」
「……それ怪談じゃないよね」
「あなたの体験談でしょう?」
 しかしまあ決定的に怪談じゃないものも混じり、結局怪談なのか何か分からなくなってしまった。
 まあ、暑さは忘れられたからいいとする。

 しばらくして、譲が立ち上がる。
「あの……私、そろそろお暇しなければならないのですが……」
「え、行っちゃうの?」
「はい。もうお盆が終わってしまうので……ごめんなさい、楽しかったです」
 譲は寂しそうな笑顔でそう言うと、かすかな光を放って消えてしまった。
「ご主人様、ボクもそろそろ」
「あんたはお盆とかの時間制限は無いでしょ?」
 続くように立ち上がったアイナに私はそう言う。
「うん。でも、ご主人様の近くにいたら何だか本来のドッペルゲンガーに戻っちゃったみたいで……。ご主人様を殺しちゃう前に、消えるね。バイバイ」
 こちらも寂しげな笑顔で、瞬きした次の瞬間には消えていた。


 譲もアイナもいなくなって、何だか寂しい一人の部屋で過ごすうち私は気付いた。
 夏というのは、だらだらと消費されるためにあるのだと。
 そして、そのとんでもない短さに。
 ある意味、やってもやっても終わらない宿題が……今夏一番の怪奇現象なのかもしれない。
時雨樹舘
2011年08月07日(日) 18時42分36秒 公開
■この作品の著作権は時雨樹舘さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
ちょっとバタバタしすぎましたかね……?

この作品の感想をお寄せください。
No.4  時雨樹舘  評価:0点  ■2011-08-10 13:18  ID:ZHaKzhz4Udw
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片桐秀和様→感想ありがとうございます。推測どおり、私はまだ文章を書き始めてまだ間がありません。この作品は勢いのままに書きすぎた感がありますので、また機会を見てもう少し長く書き直してみようかと思います。

山田さん様→感想ありがとうございます。この作品、書いている間は笑いが止まらなかったのですが、今読み返してみると背中を冷たい汗が伝っていきます。やりすぎたかな、と思うので今度は出す前に少し見直してみようかと思います。

zooey様→感想ありがとうございます。この作品は怪奇現象らしくない怪奇現象を書いてみようと思い立った代物です。ご指摘の通り、少々何もなさ過ぎたかと思いますのでやはり書き直しをするときには何かイベントを入れてみようかと思います。
No.3  zooey  評価:30点  ■2011-08-10 01:05  ID:qEFXZgFwvsc
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こんばんは、読ませていただきました。
ほのぼのとした怪奇現象ですね。
怪奇現象と言いつつ、何も起こらず終わる、あっさりした感じが面白かったです。

ただ、本当に何もなさすぎると、ラストのあっさり感が強調されないなというか。
ラストあたりでちょっとだけぞくぞくする部分を描いてみたりすれば、ラストがもっと生きてくると思いました。
アニメを連想させる書き方は面白かったです。
さらに洗練された文章の中にそういった遊びが組み込まれれば、より面白さが増すともいます。
No.2  山田さん  評価:20点  ■2011-08-08 22:44  ID:vWgYhBVG/vg
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 拝読しました。

 冒頭の「朝起きた。うん」という書き出しを読んで「面白いセンスだなぁ」と感じました。
 そう思わせる箇所は他にもいくつもあったのですが、同時に「ちょっと悪乗りしすぎ」と感じさせる箇所も。
 作者さんは思う存分に楽しみながら書いたんだろうなぁと推測します。
 ただ楽しすぎて作品を俯瞰して見直す、あるいは自己にブレーキをかける作業がちょっとなおざりになってしまったような印象を受けました。
 あまり自己を抑えちゃうと、かえってつまらなくなりそうなので、塩梅が難しいと思いますが、もう少し自己制御は必要だったように感じます。

 とても面白い作品を書けそうな方に思えるので、時間が許す限り、次作もぜひ読んでみたいですね。
 マジで面白いセンスをお持ちの方だと思います。
No.1  片桐秀和  評価:20点  ■2011-08-08 19:50  ID:n6zPrmhGsPg
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読ませてもらいました。
なかなか面白い試みをされた小説だなと思いました。鉤カッコの使い方なんかに一工夫してあって、ほうほうこんな表現もあるのか、と感心した次第。物語としてみるなら、この奇妙な設定が生きてくるまえに、終わってしまった感があります。三人の自分がいるという状況の中で、ただ閉鎖空間でダラダラしているだけでなく、何か一盛り上がりする山場が欲しかったです。
文章を読む限りは、書き出してそれほど間もない方なのかと想像します。楽しい描写もあるのですが、まだ洗練されているとは言い難く、これから書き続けていくなかで、良くなっていくような感じがします。

色々書きましたが、柔軟な発想に刺激を受けることができた気でおります。これからも面白い作品を書いていってください。
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